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カテゴリ:陽だまりの樹
第3話『天地鳴動』
万二郎は安政の大地震 良庵は女郎の死と腑分け 地震の映像は軽いものだったけど やはり昨年の3.11を思い出してしまって軽い気持ちではいられなかった。 思わぬ活躍をする万二郎がカッコイイ。 そんな彼に人を斬ってほしくないと訴える、おせきはウザい…かも。 ちょっと嫉妬かしら?>ぇ つーか、女性としても、お寺の娘という点からも 殺生を嫌うのは当然のことで ここで既に万二郎とは住む世界が違うということが明らかだな… 二度と剣は抜かないと安請け合いしてしまう万二郎も万二郎だけど そこは純情で一途な性格だから、その時は真剣で嘘偽りはなかっただろう。 で、その直後にアッサリ誓いを破ってしまうのも その時その時で真剣だからだよね。 今回の見どころは何といっても良庵と十三奴のエピだったな。 先回は万二郎が目立ったので今回はいよいよ手塚治虫のご先祖様がクローズアップ。 いつもの如く女遊びが好きな良庵の姿で始まって 相手の女郎が病気になるという展開。 早速、漢方医との対立が…。 漢方医のダメダメぶりは極端な描き方ではあったけど それ故に良庵の焦りや怒りや恐れが十分に伝わってきた。 手術を決意するも、いざメスを持つと切る勇気が出ない。 ここが良いよね。 手術に成功して漢方医の鼻を明かす…なんていう安易なオチではなく 逆に漢方医の前で卑屈に頭を下げる結果になるところが何とも悲しかった。 “医者の意地”で腑分けを実行しようとするところで 奉行所の役人が粋な計らいをしてくれたところも良かった。 そして良庵の診断が正しかったことが証明されるのだけれど それで助けられなかったことを悔いる…という安易なオチではなく 手術を実行していたら確実に殺していた、と気付くというのがこれまた良い。 それほどに人体は複雑。 良庵の医者としての実力や意欲や足りないところが露わになって 「日本一の医者になってみせる」という決意に繋がる 綺麗な物語だったと思う。 ☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆ http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/560-efe1f367 クリックしてね♪(3つも多過ぎ?) にほんブログ村 人気ブログランキングへ 人気BLOGRANK ☆ドラマ&映画感想は「REVIEWの部屋」に色々置いてあります☆ やっくんち
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