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2023.12.10
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カテゴリ:書籍・雑誌
数ヶ月前に大き目のダンボール箱ぎっちり3箱分の書籍や雑誌・DVD等を古本屋さんに持って行き、すずめの涙ほどの金額で買取ってもらったので、今はそこそこ本棚がすっきりしている。近年は書籍を購入することも滅多になくなり、手元に残しているのはお気に入りの古い本ばかりになってしまった。
 右側のFree Space「えんぴつ ぱすぱら趣味館」にひっそりあげている『​我的読書記録​』内の「我的書架」には、数少ない蔵書の一覧を数年おきにつらつらとあげている。これまで08年、12年、17年に書き出していて、今回6年ぶりに「我的書架 2023」をアップしてみた。
 以前に駄記事を綴った岸部四郎さんの書籍や香港電影関係、「カメレオン」「はみだしっ子」等の懐かし漫画も二束三文で売ってしまった。

 お気に入りの作家は葉室 麟さん、風野真知雄さん、クーロン黒沢さん。
 葉室さんの歴史時代小説は清冽でありながら温かみもあって、読後は心が洗われる気がする。一方の風野さんの時代小説は軽妙で面白い。黒沢さんの著書については「怪しいアジアの歩き方」等を以前御紹介したが、ディープで怪しさ全開のアジア本は何度読んでも楽しい。

 蔵書の中で個人的にお気に入りの本(書籍・雑誌)を10冊選ぶとすればコレ。複数巻あるものも1冊で数えることにする。

 ・ (司馬遼太郎) <上・下> 新潮文庫
 ・修羅走る 関ヶ原 (山本兼一) 集英社文庫
 ・孤愁の岸 (杉村苑子) <上・下> 講談社文庫
 ・蜩ノ記 (葉室 麟) 祥伝社文庫
 ・京伝店の烟草入れ (井上ひさし) 講談社文芸文庫
 ・水滸伝 (北方謙三) <全19巻> 集英社文庫
 ・怪しいアジアの暗黒食生活 (クーロン黒沢、明日香翔) KKベストセラーズ
 ・風雲児たち 1 関ヶ原の戦い~徳川政権誕生 (みなもと太郎) リイド社
 ・秘密の新選組 (三宅乱丈) <全4巻> 太田出版 fx COMICS
 ・戦国武将兜百撰 ビジュアルガイド (カワイオフィス、坂茂樹 編) 笠倉出版社

 10冊中9冊が歴史モノになってしまった。
 「戦国武将兜百撰 ビジュアルガイド」はコンビニ本なのだが、各武将の兜がカラー写真付で紹介されており、眺めるだけで興味深い。兎、蜻蛉、鯰、蝶、水牛の角、月、唐冠、梶の葉、断崖絶壁、「愛」の一字…。もしもタイムトラベルか可能になったら、関ヶ原の戦場を眺めてみたい。こんな兜が勢揃いしているところを是非とも見てみたい。
 そんな関ヶ原を題材にした小説の中で、司馬遼太郎さんの「関ヶ原」と並んでお気に入りなのが、山本兼一さんの「修羅走る 関ヶ原」。関ヶ原小説では大谷吉継石田三成、地元の殿様・宇喜多秀家といった西軍側に肩入れして読んでしまうため東軍連中は好きではなかったのだが、この小説ではラストの福島正則がとてもよかった。解説を葉室さんが書かれているのも嬉しい。
 今になって薩摩の鬼島津こと島津義弘に大変興味を持ち、手持ちの関ヶ原関連本を義弘さん視点で読み返している。格好よすぎるわ、義弘さん。その義弘さんは薩摩藩第17代当主だが(当主じゃなかった説あり)、第24代当主・島津重年の時代に幕府からまさかの木曽三川の手伝普請を命じられた「宝暦治水」の物語である杉村苑子さんの「孤愁の岸」も大のお気に入り。重年さんは一子・重豪を世継にと幕府に届けることを名目に、わざわざ治水工事の現場を視察に訪れた。病人の隔離小屋にまで自ら赴いて藩士を励ましたという。薩摩藩の苦しみを思うと涙なくしては読めない。

 嗚呼、数年前までは暇になったら読書三昧の日々を送りたいと思っていたのに、いざ久々に無職になっても朝から晩までPC前でボ~っとしているだけという…。近頃は義弘さん目当てで関ヶ原関連書物を再読するようになったので、これを機にまた本を読んでいこうノート





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Last updated  2023.12.10 04:10:33
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