カテゴリ:飲食店開業講座
CH.46 メニュー論 その29 メニューブックの原則 その6
~『四方よし通信』2015年6月号より 原則3 メニューブックには直観型と想像させ読み込む型がある メニューブックの作り方には直観的なメニューブックと想像させ読み込むメニューブックがあります。どちらがいいとは一概に言えませんが、店の利用シーンに合っていればいいメニューブックとなります。 直観型は写真やキャッチコピー、商品名など中心に表現して、「これ」という感じで決めるメニューです。メニューブックは一枚ものの方が品数(選択肢)の多さを感じないのでいいです。 カウンターサービスやランチなど店のビジネスモデル上、セット(定食)主体の一品完結型でメニュー選びに時間を要しない状況下に有効です。 利用シーン的に衝動的にメニューを決めるため、セットに自然と誘導されます。 また、売りたい高い単価の商品の写真を大きなものにすれば、こちらに誘導することもできます。 想像させ読み込む型は、行間を大切にして余計な説明を加えないメニューです。 メニューの行間を読むには食に対する経験や知識から派生する想像力が必要であり、外食経験豊富なアッパーな客層を狙う時に有効です。 もし、説明を加えるのであれば、客層の知識の範囲内に収めるのがいいです。 そして、未知なる知識は顧客の求めや興味(必ず聞いてきます)に応じて、スタッフの接触を通じて講義(教育)するのがいいのです。 この想像させ読み込むタイプのメニューブックは、商品力が極めてあり、事後評価が高く誘導できる店の場合に極めて有効です。 逆に、商品力がない店の場合はお客様の事後評価が極めて辛辣なものになることが多いため、あまりおすすめできません。 大久保一彦の本 非常識に売れる最強メニューがだれでもつくれる成功方程式 [ 大久保一彦 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.04.17 17:05:39
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