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テーマ:読書の愉しみ(964)
カテゴリ:詩とやまと歌と
除雪車のきらめく燈にも積もる雪 ここにあるのは、否応なく生活の中に入り込んでくる雪です。観光パンフレットや絵はがきに載る、真っ白に積もったきれいな雪はほんの一面。 生活人の目にする雪は、重く、苦しく、寒さをもたらすものです。生活を圧迫 し、閉ざす厳然たる存在。 夜の鉄路乗りかへてより雪深き雪国には、雪から生活を守るために働く人の存在があります。 時に自然に抗い生命を守る、人の営みの力強さが感じられます。 引用および参照元:堀口星眠・選『現代俳句の世界2――水原秋桜子集』朝日文庫 『現代俳句の世界11――橋本多佳子・三橋鷹女集』朝日文庫 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 18, 2019 12:00:21 AM
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