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テーマ:レンタル映画(816)
カテゴリ:日々の生活
最近、私のページは映画ジャンルかと思うほど、
テレビやビデオで観た映画の話ばかり書いているような気がします。 あるいはお酒の話か・・・ 正式登録ジャンル「音楽」の話はいったいいつ書くんでしょうね? さて、今日の1本ですが、 つい最近テレビでも放映された「リプリー」です。 アラン・ドロン主演の「太陽がいっぱい」のリメイクということで、 公開当時もずいぶん話題になりました。 アランさまファンの私としましては観たい観たいと思いつつ、 今日まで観ないままきてしまったのでした。 はい、感想です。 これは「太陽がいっぱい」のリメイクではありませんね。 ハイスミス原作の2つの別作品という感じ。 「太陽がいっぱい」の方は全くのサスペンス映画だったと思う。 貧しいトムが裕福なフィリップ(「太陽がいっぱい」)を殺して 金持ちにはい上がろうとする、そういう野望が前面に出ていて、 犯罪を重ねることも計画的に淡々と進められていたのに対して、 「リプリー」の方はもっと哀愁を漂わせていたよね。 お金よりもディッキーその人の魅力に魅せられてしまったトム。 彼と一緒にいることが幸福だったのに、 彼から「君は退屈なんだ!」と拒絶されたときの絶望感・・・ 最初から彼になり変わろうとしたとは思えない。 たまたま物まねが得意だったから、 一番最初にグリーンリーフだと嘘をついたのも ほんの出来心からだったと思う。 その過程で誰かが気づいてあげていたら トムもあそこまで犯罪を重ねなくてもすんだのに。 こんなトムの台詞が心に残ります。 「自分の暗い過去を 暗い地下室へ押し込め、鍵を掛ければいい」 「たとえどんなに酷く 恐ろしい行為でも 頭の中では 理にかなってるんだ 誰も自分を悪人とは思わない」 でも自分が悪いことをしたのだということは自分が一番よく知っている。 そこから解放されることはもうないのだということも。 私はポールに地下室の扉の鍵を渡してほしかったと思うの。 機会はあったのに、それさえも拒んでしまったトム、 呆然と自分の船室のベッドに座り込んだ彼は、 あの時に自分の過去だけでなく、 未来までも自分自身と共に地下室に閉じこめて 鍵をかけてしまったんだね。 トムがかわいそうで、何とも切ない映画でありました。 ところでハイスミスの原作に忠実なのはこっちの「リプリー」の方らしい。 本は持っているけど読んでない私。 お薦めレヴューはこちら。 リプリー おっと、ついつい熱が入って語ってしまいました。 そろそろ私のジャンル、映画に鞍替えした方がイイかな~~~?(笑) ----------- というわけで(どういうわけで?) 今朝はモチロン「太陽がいっぱい」を観ている私。 う、うつくしい・・・アランさま。 うつくしすぎです。 言葉も出ず、ただ見とれているだけでございます。 残念なのはこれ、ずーっと以前テレビでやった時の録画ものってコト。 (しかもこのテープ、今じゃ絶滅したベータ版) だからアランさまの声が・・・吹き替え。 ああ・・・また後でビデオを借りてこなくては! ---------- さっきちょっと嬉しいことがあった。 ある宗教団体のおばさんがうちへやってきた。 小冊子を差し出しながら私に聞いたの。 「あなたは学生さん?」 ふふふ~~~!学生さんに見られちゃった! 今日の格好は赤のタートルにブルージーン。 おばさん、それ、社交辞令じゃないよね?(笑) さて、これから夕飯です。 今日は全然旬じゃないけど、サンマの塩焼き。 みんなの大好物なんだ、これ。 では、いっただっきまぁ~~~す! ---------- 今日も平和のうちに一日が過ぎていきました。 明日からまた新しい一週間が始まります。 今夜もぐっすりねむって、 明日の朝、さわやかに目覚めましょうね! それではみなさま、おやすみなさい。 Have a nice dream !!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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