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シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

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2023年06月20日
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カテゴリ:神秘体験空間
もし、高度の知性をもつ宇宙人が地球にきて、人間の知性を評価したなら、毒災者の知性が最も低いとするだろう。毒災者は宇宙進化の落第者なのである。

というのも、毒災者は、独善的で、人間が独りでは何もできない、という事実を理解できないからである。

そのために毒災者は民衆を支配できる権力を掌握しようとするが、権力は物質界でのみ利用でき、いわば物質界での有効期限をもつパスポートにすぎなく、物質界以外では、何の効力もなく、最も無価値で、無個性な性質をもつのが理解できないからである。

物質界でも、精神的な意味では、最も醜悪で退屈などうでもいい陳腐なものである。権力というのは、権力者以外の他の多くの民衆には迷惑千万の考えたくもない悪夢そのもので、自分らしい生活を送るのに、立ちはだかる障害でもある。

それは例えば、前時代の祭りの後の、後始末が必要な、いわばゴミにすぎない。

少し前、ワールドカップサッカーで、日本人のサポーターがゴミを拾って掃除し、元通りにして、スタジアムから帰るのが、世界中から賞賛されたが、自主的なゴミ拾い行為などは、来るべきアクエリアスの時代の申し子ともいえるかもしれない。

ベースボールのスーパースター大谷選手も、プレー中にゴミ拾いするのが賞賛されている。

大谷選手はギリギリZ世代らしいが、Z世代の特徴をみると、アクエリアス時代の申し子というか、特質を備えているように思えてくる。

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Z世代とは?何歳からを指すのか、なぜZなのかを簡単に解説 シャノンのブログ (shanon.co.jp)


不安定な時代を過ごしているため、未来に対する不安が大きく、着実志向を持つ

また、幼少期からインターネットに触れる機会が多く、他の世代と比べてテレビの視聴時間が減少しています。

ソーシャルメディア(SNS)が当たり前に存在し、デジタル上で友人と交流することも多いです。

学校教育の中でSDGsの授業を受けたZ世代も多く、多様性を尊重する傾向が高いです。

Z世代は、環境問題や社会問題への関心も高いです。

環境にやさしい商品や、社会的課題の解決に取り組んでいる企業の商品を好むことが多いです。

インターネットを活用して、よりお得な情報を集めるリテラシーが高いという特徴もあります。

Z世代はタイムパフォーマンスを意識して、動画を再生する際には倍速再生で視聴することも多くあります。

SNSは頻繁に利用するけれど、信頼はそれほどしていないという結果です。

日本のZ世代は、ワークライフバランスを重視する傾向があり、 仕事だけでなくプライベートも大事にしています。

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というように、Z世代の特徴を一言でいうなら、既存の価値観、常識を良い意味で破壊する革命児といえるだろう。

物質界をそのまま物質的にみるというよりも、ネットなどで電子化された社会を身近に感じているので、物質社会においての、公私の境界が明確でない特徴をもち、権力による人間力学や上下関係に囚われたくない、束縛されたくないという願望をもつようである。

また純粋な心のつながりや精神的な関係を重視する傾向をもつようである。 

X世代からみると、物質界の申し子のような人間力学の象徴の存在と思われる団塊の世代とは、好対照で、真逆というか、物理学でいえば、ニュートン力学の古典論というよりも、量子力学の観測論に近い感覚をもつのが、Z世代というようにみえる。

独断と偏見でみると、団塊の世代はとにかくアグレッシヴで、何かと勝負を挑んできて、勝ち負けに拘る肉食獣のような連中が多く、権力志向なのが多く、人を出し抜くのが賢いと思うような、嫌な先輩が多かった記憶がある。

だから、団塊の世代は大嫌いなんで、そのせいか、Z世代には同情というか、親近感を感じるX世代なんである。どこか、X世代には、団塊の世代の犠牲となった感や、後始末を負わされた感が残っているわけなんである。少々愚痴になってしまうのでこの辺でやめる。

ともかくも、Z世代は、アクエリアスの時代の申し子というか、既存の柵を打破し、電子化された社会から、物質界を再構築する宿命を担っているように思われるのである。

シュタイナーはよく、地球を人間の頭に譬えるのだが、実際地球は人間の頭で、アダムカドモンの頭だったというが、その骸骨となっている人間の物質社会を、物質性で充満させてきた団塊世代の権力社会のゴミを拾い、再構築し、サスティナブルするのが、Z世代なのではないだろうか?

アクエリアスの時代が、Z世代を通じて始まる予感がしてくる。それには覚醒意識の壁を超えなくてはならない。

シュタイナーによると、人間の起きているときの覚醒意識は、脳細胞をスパークして、つまり、殺し、破壊する事で、獲得しているという。脳細胞は増殖しない代わりに、死んで、エーテルを取り出し、覚醒意識を獲得している、という。

起きている時の人間のこの破壊活動のために、寝ている時に、脳細胞のための創造活動が行われるので、無意識なのであるという。

つまり、人間の自分という覚醒意識は、物質界を破壊する事で、獲得されるのである。物質の構造や仕組みを理解するには、分解してみないとわからないように、自分が何であるかを、悟性で理解するには、自分と関わる周囲の現象や、物質界を分解し、破壊しないとわからないわけなんである。

だから、自我は、物質界の破壊から生まれるのだが、その破壊を続けるだけでは、再構築や創造が行われないので、やがて自分を自分で壊し、首を絞めていく結果となっていくだろう。

だから、人間は寝ないといけないわけで、シュタイナーは、睡眠中に、その日の破壊行為を振り返り、天使たちと共に、カルマと自我を再構築し、脳細胞を創造し、つくりかえると説いている。

寝る子は育つというわけである。

つまり、人間は日々自分をつくりかえながら生きているわけで、その自分という存在は、天使たちの支援が必要で、自分の力だけでは、自分が生まれないどころか、つくりかえもできないのである。

多くの天使や、人々との共同活動で、自分はつくられるのだが、自分ができるのは、その破壊しかできないのである。

他の多くの活動から自分がつくられ、自分はその破壊しかできないわけだから、自分とはなんと情けない存在なのではないだろうか?

自分とはいかにも情けない存在だが、しかし、その情けない存在が、他者に思いやりを持つ事で、情けは人のためならず、という諺も生まれてくる。

この諺は、カルマを巧く表している。英語版の、「今日のあなたは、明日のわたし」の方がわかりやすいかもしれない。

情けは人の為ならず - Wikipedia

諺は、カルマを物質語に翻訳した意味が詰まっている。シュタイナーは、古代アジアのカルマをみる霊能力が失われて、古代叡智が、物質語に翻訳されて、老子や孔子の書や、諺になったように語っている。

団塊の世代から蓄積されてきたゴミを拾い、新しい自我を、サステナブルにつくりなおし、電子化社会から、物質界を再構築していくのがZ世代なのかもしれない。

古き良き世代の空間論を、量子化を通じて、時間論に置き換えていくのがZ世代の役割なのかもしれない。そしてα世代から、前世が次第にみれるようなアクエリアスの精神文明の時代が始まるようにも思えてくる。

というのは、このまま物質界で戦争を続けるようなどうしようもない人類のゴミ存在の毒災者をなんとかしないと、人類は滅亡を免れないからである。ゴミを拾い、元に戻す、原点に還るサスティナブルの世代に人類は期待するしかない。

Z世代から、大谷選手のように、ベースボール社会を改革するようなスーパースターが現れて、スポーツ界だけでなく、経済社会を、道徳的にサステナブルにつくりなおす透視能力をもつ霊視者が現れる事を期待して、シュタイナーの人智学的医学を紹介する。

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 さて、地球外(天)の作用と地球(地)の作用に、人体が依存している、という事実を基に、以前述べた空間的な活動に、前回述べてきた時間的な活動を補完して、全事実を総括すれば、次のように結論できる。

 「人間や人体には、絶えず天体や地球の作用が及んでいる。」

 これら天と地の作用は、人間の物質体やエーテル体を観察すれば次のようにわかる。

 はじめに地球外(天)、それに対して反作用する地球の作用があり、つまり、土星、木星、火星が発する作用と、既に地球に影響し、その作用に転化させられている、金星、水星、月が発する作用がある(下図参照)。



 以上の事実を考慮しないと、地球と月の関係から生じる事象を、安易に間違って捉えてしまう。現代人は、「月は、地球の上方にあり、上空から影響を及ぼしている。」と容易に考えるが、それでは、月の作用を、完全に捉えている、とはいえない。

 月は、地球の衛星として、上空から地球に作用するだけでなく、地球のなかにも含まれ、内から外へと作用している(下図参照)。



 物質上の、潮の干満他の多くの出来事、例えば月経の周期で示せるような事象は、地球の作用ではなく、月の作用によるのだが、最近の理論が主張する上空で衛星となっている月の影響ではなく、地球のなかにある月の作用により生じているのである。

 従って、この月に関する事象は、外見上影響しているようにみえるが、厳密にいえば、時間的に直接影響しているわけではない。だから、太陽の下位にある惑星(月、金星、水星)の作用を知るには、地球での、それらの反作用も探究すべきで、更には、地上が発する、物質による反作用も考えなくてはいけない。

 つまり、地球外の天体については、霊魂の作用として考えないといけない。例えば、月は、次のような具合である。

 「月は地球に向けて、霊的な作用を投げかけている。この作用は、人間にファンタジーを生み出すような活動を高める。月はファンタジー=霊語を生み出すのに多大な影響を及ぼしている。」

 以上のような霊的な作用について一度研究するとよい。唯物主義の時代では勿論、ほとんど考慮されないが、明らかに存在している。月は、人間に、ファンタジーの創出について、非常に強い影響を持っている。

 この月の霊的作用の反作用、つまりエーテル体への作用は、地球のなかの月の作用から生じ、物質体を通じて作用している。この事実を考慮すべきである。例えば、月の外にある、太陽下位(水星、金星)の惑星も同様である。

 以上のように、人間には様々な形で、地球のなかに浸透した作用、つまり、地球の作用(地の力)や、また地球外の作用(天の力)が働きかけている。





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Last updated  2023年06月20日 14時35分22秒
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