家電製品の中古品やアウトレット品の魅力は安さである。とはいっても,安さにはリスクも伴うもの。その安さの秘密はなにか,しっかり押さえておいてください。
中古品店やアウトレット店に並んでいる商品は,次の5タイプに分類できます。
◇中古品
中古品の多くは,個人が使用していた製品を販売店が買い取ったもの。テレビやレコーダーの場合,1~5年くらい前のものが中心。なかには,全く使用していない新古品もある。
中古品は,“使用済み”なので傷や欠品がある場合もある。見た目にはわからなくても,液晶テレビのバックライトやレコーダーのHDDは多少なりとも消耗している。また,中古品の場合,テレビを買っても
エコポイントが付かない点にも注意を。新品より2割程度安くても,エコポイント分を考慮すると,結局新品と同じ程度の価格になってしまうこともある。
◇在庫処分品
メーカーや店の倉庫にあった未使用品。後継機が発売され,生産を終了したモデルの余剰品が,メーカーや販売店の倉庫から流れてきたもの。1~2世代前の比較的新しいものが中心。
→“新品に近い在庫処分品,展示品”が狙い目
新品と比べてほとんど遜色なく,安心して買えるという点で薦められるのが在庫処分品だ。未使用なので状態面に不安はなく,メーカー保証も付く。また,テレビは対象品ならエコポイントも獲得できる。
◇展示処分品
店後継機が出て型落ちになったもの。後継機の発売により大幅値引きされるもの。1世代前のものが中心で,テレビやレコーダーは半年から1年ほど前のものが一般的。
展示処分品は,“
使用済み”なので傷がある場合もある。見た目にはわからなくても,液晶テレビのバックライトやレコーダーのHDDは多少なりとも消耗している。
◇箱破損品
外箱が損傷してしまったもの。シールのはがし跡,引っかき傷,へこみ,穴など状態によって値引き率は変わる。
→在庫処分品と同様に,安心して買えるという点でおすすめが箱破損品。箱破損品なら「外箱に傷がある」という点に妥協するだけで新品より5~10%は安く買える。
◇修理上がり品
一度販売された商品が,初期不良などで店に戻り,メーカー修理後,再び売りに出されるもの。パソコンやデジカメは比較的出回りやすい。
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