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薄型・小型BDレコーダーが実現する“設置フリー”の魅力
薄型テレビは設置場所を選ばない。デスクやローボードの上にテレビを直接置いているという人も多いのではないだろうか。
だがAVラック以外の家具にテレビを設置する場合、「BDレコーダーをどこに設置すればいい?」と悩んでしまう。多くの据え置き型BDレコーダーは横幅が約43cmあり、奥行きも40cm前後とかなりの設置面積を必要とする。ブラウン管テレビ時代は「テレビの上に置く」という手法もとれたが、薄型テレビの上には置けないし、かといってレコーダーの上にテレビを置くわけにもいかない。
テレビだけでなく、BDレコーダーもスッキリと設置したい。そんな人にぴったりのモデルがシャープから登場した。
100GB BDに約87時間の長時間録画 35mmの薄さを実現したシャープ
シャープが12月1日に発売した3波対応BD専用レコーダー「BD-AV70」は、パナソニックの「DMR-BF200」のようなオーソドックスなスタイルとは異なる、HDD非搭載のBDレコーダーである。
約35mmという驚異的な薄さを実現。横置きすると単なる薄いレコーダーだが、付属スタンドを装着して縦置きにすると独特な印象を与える。
スロットインのスリムBDドライブを内蔵し、HDDは非搭載。アナログ入出力端子を省き、電源をACアダプターにしたことでこれだけの薄さを実現した。
BD-AV70は10倍録画モードを採用し、1層BDメディアに最長約21時間40分の長時間録画ができるようになった。3層100GB、4層128GBの「BDXL」規格にも対応し、3層100GBメディアなら最長約87時間もの長時間録画が可能になっている。
背面の端子部。出力端子はHDMI端子と光デジタル音声端子のみで、アナログ入出力端子は搭載していない。i.LINK端子も備えているので、BD非搭載のAQUOSハイビジョンレコーダーに録画した番組をBD-AV70側でBD保存できる。
特筆すべきは「Blu-ray 3D対応」という点だろう。3D対応テレビと接続すれば、Blu-ray 3Dコンテンツを再生してフルHDの3D映像を存分に楽しめる。
地上波だけでなくBS・110度CSデジタル放送も録画できるが、HDD非搭載のため録画中のBD再生などはできない。そのあたりもVHSデッキと同じだ。メリット・デメリットを含めてVHSデッキのように使いたいという人にぴったりのモデルと言える。