阿蘇・中岳第一火口では、湯だまりの量が、1年ぶりに3割まで減っていることが観測されています。湯だまり量が3割まで減少した原因は火山活動ではなく、雨不足によるものだということです。 気象台によると、去年、減少した時は梅雨時期の雨で、回復したということで、今後の雨の降り方を注視していきたいとしています。
例年,6月10日、 阿蘇山上神社で火口の平穏と観光業の繁盛を願うる祈願祭例祭が行われます。祈願祭では、神職が祝詞を読み上げたあと、拝殿の外で火口に向かって安全を祈ります。そして、阿蘇中岳第一火口の展望所に移動すると、神職が3か所から火口に向かって御幣(ごへい)を投げ入れ、火口の平穏と訪れる人たちの安全を祈願します。
阿蘇中岳第一火口は、おととし5月に一時、噴火警戒レベルが、火口周辺への立ち入りを規制する「レベル2」に引き上げられましたが、およそ1か月後に平常を示す「レベル1」へ引き下げられてからは穏やかな状態が続いています。
phote:NHKテレビニュース