鹿児島の夏の風物詩と言えば「六月灯(ろくがつどう/※ろっがっどー)」(※鹿児島弁)です。「六月灯」の始まりは,島津19代藩主久光候が新昌院(現新照院町)の上山寺の観音堂を再建した折,旧暦6月18日に沿道に燈籠を掲げ道の明かりにしたのが始まりといわれています。灯籠が放つ柔らかな光は人と街をあたたかく包み込み, 幻想的な雰囲気を醸し出します。
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┗■ 7月15・16日 照國神社 六月燈
旧暦の6月頃に鹿児島の各地で催される夏まつり。照国神社では,幅2.5mの大灯ろうや,約1000個の灯ろうに明かりが灯される他,ステージイベント,花火大会なども行われ,毎年約20万人の人で賑わいます。
この六月燈の始まりは,島津19代当主光久公が新昌院(現新照院町)の上山寺の観音堂を再建した折,旧暦6月18日に沿道に燈籠を掲げ道の明かりにしたのが始まりといわれている。当社では,御祭神の命日16日を頌徳祭,15日を前夜祭として斎行している。
照国神社は城山の麓にある島津家28代斉彬公を祀る神社で,境内には色鮮やかな絵が描かれた灯籠が奉納され,様々な夜店が立ち並び,大勢の人でにぎわいます。
▼照国神社 鹿児島市照国町19-35
鹿児島市の北部 城山の麓にある島津家28代斉彬公を祀る神社です。夏の六月灯や初詣には大勢の参拝客が訪れます。
・住所:鹿児島市照国町19-35
・開催日:平成24年7月15日(日)・16日(祝)開催場所照国神社交通アクセスJR鹿児島中央駅からバス10分 連絡先 099-222-1820
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┗■ 7月28 鹿児島神宮 六月燈
宮参道から境内に地元の学生が作った灯籠が並び,境内でステージイベントが開催されます。
鹿児島神宮は鹿児島空港の近く,霧島市にあります。鹿児島空港及び九州自動車道溝辺鹿児島空港ICから車で15分・日豊本線・隼人駅の北2Kmほどに鎮座。社殿は1756(宝暦6)年の再建で丹塗りの荘厳な造りです。拝殿は「うぐいす張り」で歩くと音がします。拝殿の天井格子には花や野菜などが鮮やかに描かれ,見応え十分です。
・住所:霧島市隼人町内2496 Tel: 0995-42-0020
・車: 東九州自動車道隼人東ICから国道223号・県道471号を経由し,県道473号を鹿児島空港方面へ車で5km
・電車: JR日豊本線「隼人駅」からから徒歩15分