霧島山・御鉢で火山性地震が発生-
福岡管区気象台 http://www.jma-net.go.jp/fukuoka/ は16日,鹿児島,宮崎県境にある霧島連山・御鉢(おはち)で,15日に火口直下を震源とする火山性地震が20回発生したと発表した。
御鉢の火山性地震は月に数回程度で推移しており,1日あたり20回の発生は,2010年5月以来である。気象台は「噴火の兆候はみられないが,規模の小さな噴出現象が突発的に発生する可能性がある」としている。
御鉢は1923(大正12)年の噴火以来穏やかであるが,過去の活動記録によれば霧島火山群中もっとも活動的な火口である。
※御鉢 画像:NHKテレビニュース画面より
出典:googlemap
▼霧島連山
霧島連山は,宮崎・鹿児島県境に位置し,高千穂峰(1,574m)・御鉢(1,408m),中岳(1,332m),夷守岳(1,344m),硫黄山(1,310m),韓国岳 (1,700m),獅子戸岳(1,428m),大幡山(1,306m),甑岳(1,301m)と新燃岳(1,421m) から形成されている。
また,大浪池,大幡池,御池,六観音池など多くの火口湖がある。えびの高原と南西側山腹に温泉・地熱地帯があり,特にえびの高原の硫黄山では活発な噴気活動がみられる。有史後は,主に御鉢と新燃岳(底部に火口湖)で噴火を繰り返してきた。
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