新幹線の「自由席に座れる確率」を上げる方法-JR駅員が伝授
出典: 週刊SPA! 2016年4月29日(金)9時21分配信
乗車率が100%を超える繁忙期の新幹線では,指定席のチケットが取れず,自由席も座れない……なんてことも。
JR東日本のよると,新幹線が大混雑する繁忙期は3月21日~4月5日(春休み),4月28日~5月6日(GW),7月21日~8月31日(夏休み),12月25日~1月10日(冬休み)の4シーズンに分けられます。この時期に,なとか自由席で座れる確率を上げる方法はないのか?。JR東海の駅員が伝授する「大混雑の自由席でも座れるコツ」。
1)2号車・4号車の乗車列に並ぶ
新幹線は車両によって座席数が異なります。運転席がある先頭車両や,トイレや喫煙所がある車両(東海道新幹線なら3号車)は座席数が少い。『のぞみ号』の場合,1~3号車が自由席ですが,1号車は65席,2号車は100席,3号車は85席です。駅のホームに同じ人数の行列ができていたら,2号車に並ぶと座れる確率が高くなるわけです。また,5号車まで自由席となっている『ひかり号』のような新幹線の場合,4号車も座席数が多いので,2号車と同様に座れる確率が高いのです。
2)後部車両の自由席は穴場
『こだま号』や『やまびこ号』など,12号車~16号車あたりに自由席が設置される新幹線があります。多くの人は『自由席といえば1~5号車あたり』と思い込んでいるため,このような2桁号車の自由席は空きやすい傾向があります。
3)改札から遠いドアで待つ
新幹線は1車両にふたつのドアがあります。このうち改札口に近いドアは降車客が集まることから,乗り始めるまでに時間がかかってしまいます。途中駅から乗車する場合は改札口から遠いドアに並んでおけば早く乗車でき,空席をゲットしやすいです。
4)座れなかったら,車両の中央に立つ
「座れないと連結部のデッキに立ってしまう人が多いですが,それでは途中駅で人が降りて席が空いたとしても降車客に通路を譲っている間に,席が埋まってしまいます。デッキでなく車両の中央に立って待つのがベターです。
5)途中駅発着号を狙う
利用できる客が制限されるため,途中駅発着の新幹線は空席が多い傾向にあります。チケットを買う際に,東海道・山陽新幹線であれば東京や博多発着でなく,新大阪や名古屋発着,東北新幹線であれば仙台発着の列車を狙うのも一つの方法です」。
6)帰省するなら最終の新幹線は避ける
「旅先や帰省を少しでも長く楽しみたいという思いから,どうしても最終の新幹線は混雑しがちです。せっかく充実した連休を過ごしても帰りの新幹線で立ちながら2~3時間ほど過ごすのは苦行。最終便ではなく,少し前の新幹線に余裕をもって乗車してください」。