SLばんえつ,新津発着に
20日の新潟市議会で,市は2018年春に予定するJR新潟駅の新幹線,在来線の同一ホーム化に伴い,JR東日本が「SLばんえつ物語」号の発着を新津駅に変えることを明らかにした。篠田昭市長は「JRと意見交換して,良い形にしたい」と述べ,新潟駅への乗り入れ継続に向け協議する意向を示した。
JR東日本は,機関車が高架橋による急勾配を登ることが難しく,老朽化した車体への負担が重くなるほか,屋根があるホーム内に煙が充満することなどから,新潟駅に乗り入れしないことを決定し,18年春から新津駅発着にするという。
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「SLばんえつ物語」は,新潟駅から新津駅まではJR信越本線を走ります。1999(平成11)年の運行当初は,磐越西線の新津始発でしたが,上越新幹線との連絡を考慮して,2002(平成14)年4月から新潟発着となりました。
「森と水とロマンの鉄道」との愛称がつく風光明媚な磐越西線。土日祝日限定のSL-C57-180による「SLばんえつ物語」号は,今年も運行が始まりました。4月から11月までのほぼ全ての土日・祝日に運行されます。C57形蒸気機関車に牽かれて7両の客車が進みます。
「SLばんえつ物語」は,全席指定席です。新潟~会津若松間は,普通指定席の場合は乗車券2,210円+指定席料金510円で合2,720円,グリーン車に乗車すると,運賃は乗車券2,210円+グリーン料金1,620円の合計3,830円です。
「森と水とロマンの鉄道」との愛称がつく風光明媚な磐越西線。土日祝日限定でSL-C57-180が牽引の「SLばんえつ物語」号は,今年も運行が始まりました。4月から11月までのほぼ全ての土日・祝日に運行されます。C57形蒸気機関車に牽かれて7両の客車が進みます。
「SLばんえつ物語」号は,細身の優美な車体から「貴婦人」と呼ばれるSL「C57」が牽引しています。磐越西線を走る SL(蒸気機関車) ということから「ばんえつ」を,豊かな森と水に育まれた自然と人が触れ合うことで生まれる「物語」と組み合わせて「SLばんえつ物語」号と命名されました。
この「C57-180」は1946(昭和21)年8月 三菱重工三原製作所の製造です。新潟機関区,新津機関区で活躍したあと,1969(昭和44)年に現役引退し,新津第一小学校の校庭で静態保存されていました。新津の住民の間で校庭のSLを動態復元しようという機運が高まり1997(平成9)年に,「SL C57180号を走らせる会」が発足しました。その熱意がJR東日本を動かし静態保存からの復活という,異例のプロジェクトが組まれました。大宮工場(元・大宮総合車両センター)での解体修理を経て,1999(平成11)年から「SLばんえつ物語号」として現役復帰しました。
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