>>>サルの「ストライキ問題」次の一手は…大分市が有識者委で対応検討
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サルが山から下りてこない“ストライキ”問題に揺れる
高崎山自然動物園には,約1200匹いるサルを800匹にするために餌を減らしてきたが,少量の餌にサルが関心を失いつつある。昨春以降,餌をやる寄せ場にサルが姿を見せない日が増えており,2018年7~9月の来園者は例年より約1万5千人も減って約5万9千人になった。
園を所有する大分市は,有識者委員会で対応を検討する方針を明らかにした。佐藤樹一郎市長は「サルの数が今のままで良ければ,餌は豊富に与えられる。持続可能な管理の在り方を探りたい」と話している。
餌の減量は,大学教授らでつくる市高崎山管理委員会の01年の報告を受けて実施。管理委は周辺の“猿害”を考慮し,一時2千匹を超えていたサルを800匹に減らすよう提言した。順調にサルの数は減っていたが,減量に不満を募らせたサルが,餌の豊富な山奥に引きこもる事態を招く結果となった。
>>>大分市の高崎山サル-餌減に不満でストライキ
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大分市の高崎山自然動物園
http://www.takasakiyama.jp/takasakiyama/ で,餌をやる寄せ場にサルが現れなくなっている。サル数を抑制しようと餌の量を年々減らしてきた園に対し,不満を募らせたサルが山奥に引きこもり“ストライキ”に打って出たのが原因とみられる。
高崎山は農作物を荒らす野生のニホンザルに餌付けし,観光資源にした施設。山にはB群(約640匹)とC群(約590匹)が生息し,寄せ場には午前にC群,午後にB群が現れていた。
異変は今春以降。C群は毎月10日ほどの“欠勤”が続き,9月は連続11日を含む22日間,10月も12日間,姿を見せなかった。B群も来ない日があるほか,わずかな時間で山に帰っていくなど,不安定な状態が続いている。
サルの減少に伴い来場者は大幅減。7月は1万4166人(前年同月比4573人減),8月は3万1290人(同6758人減),9月は1万3421人(同4059人減)となった。園は今夏,デザートの芋を「紅あずま」などのブランド芋に変え,「スイーツの魅力」でサルを誘ってきたが,今のところ成果は出ていない。
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