台所洗剤でコロナ消毒可能=経産省,来月検証試験で確認
経済産業省は4月15日,台所・住宅用洗剤の材料である「界面活性剤」「次亜塩素酸水(電解水)」「第4級アンモニウム塩」の3品目について,文献調査の結果,新型コロナウイルスに対する消毒効果があることが分かったと発表しました。代替ウイルスを使った検証試験を製品評価技術基盤機構(NITE)と実施し,5月中旬には有効性が確認される見通しです。
経済産業省は,市販の消毒液が品薄な場合はこれらの品目でも代用可能で,検証試験の結果判明前に使用しても問題ないと説明しています。
消毒効果が分かったのは界面活性剤のほか,塩酸や食塩水を専用機器で電気分解して作る「次亜塩素酸水」とウエットティッシュに含まれる「第4級アンモニウム塩」です。いずれもドアノブなど物品の消毒に有効で,第4級アンモニウム塩は手指にも使えます。洗剤を利用する場合は,ぬるま湯で薄めます。