>>>楽天、5G技術を本格輸出=独企業に、2000億円超
8月4日付けの楽天グループ・ニュースリリースで,高速大容量規格「5G」などの通信基地局への設備投資コストを抑えられる自社技術の輸出に本格的に取り組むと発表した。まずは,ドイツの通信会社1&1 AG(本社:ドイツ連邦共和国マインタール、CEO:Ralph Dommermuth(ラルフ・ドマーマス),以下「1&1社」)に提供。契約額は2000億円超とみられる。
楽天は「
通信ネットワークの完全仮想化」と呼ばれる技術を世界で初めて採用し,「国内第4の携帯電話会社」として参入した。この技術は、高価な専用機器を使わずデータ通信や音声通信をクラウド上で制御することで,基地局への投資額を抑えることができる。楽天は,海外でも技術へのニーズは高いとみており,三木谷氏は「非常に大きな可能性を持っている」と海外展開に自信を示している。
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楽天グループ・ニュースリリース (要約を掲載)
楽天、ドイツ通信事業者1&1社のモバイルネットワークを構築 2021年8月4日
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https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2021/0804_03.html
楽天、ドイツ通信事業者1&1社のモバイルネットワークを構築
- 楽天の「RCP」を包括的に採用。欧州初となる完全仮想化モバイルネットワーク構築で合意 -
楽天グループ株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下「楽天」)と1&1 AG(本社:ドイツ連邦共和国マインタール、CEO:Ralph Dommermuth(ラルフ・ドマーマス)、以下「1&1社」)は、ドイツにおける第4のモバイルネットワーク構築について長期的なパートナーシップを締結することに合意しました。両社は、革新的なOpen RAN技術(注1)に基づく、欧州初となる完全仮想化モバイルネットワークを構築します。
■1&1社について
1&1 AGは、ドイツ・マインタールに拠点を置く上場済みの通信事業者です。同社はユナイテッド・インターネットAGグループの企業です。1&1社は、ワイヤレスサービスとブロードバンドアクセスにおける包括的なサービスポートフォリオをお客様に提供しています。また、モバイルサービスと固定ネットワークサービスを構成するバンドル商品だけでなく、ホームネットワーキング、オンラインストレージ、ビデオオンデマンド、スマートホームソリューション、IPTVなどの付加価値のあるアプリケーションも提供しています。1&1ブランドはバリューセグメントとプレミアムセグメントにおいてサービスを提供し、また、同社グループのディスカウントブランドは価格意識の高いターゲットグループに向けサービスを提供しています。