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カテゴリ:ミステリー
畠中 恵さんの謎解き時代小説で、探偵役は
まことの華姫 [ 畠中 恵 ] 見目麗しい木偶人形!? 「まことの華姫」・・・両国橋の盛り場の顔役で、山越の親分と呼ばれる父と共に、お夏は最近話題の人形使い・月草の芸を見にるために小屋に入った。まことの華姫は<真実を語る>。なんとしても知りたい事実を抱えたお夏は、思わず小屋の中で立ち上がり、お華に質問をぶつけてしまった。お夏は、姉の死が父のせいであるかどうか、どうしても知りたかったのだ・・・ 「十人いた」・・・両国の盛り場を仕切る山越の親分のところに来た客は、なんと七年前の火事のさなかに行方のわからなくなった二人の子供を、今年になって新たにさがす事にしたという。するとなんと10人もの子がわれこそはと名乗り出たらしい。どの子が本当のわが子か知りたい客は、噂を聞きつけ、人形のお華に助けを求めてきた! 「西国からの客」・・・山越の親分の娘・お夏は、西国からの客人を連れて、月草の芸を見に来ていた。しかし客の本当の目当ては、江戸での人さがしで、そのことでお華に聞きたいことがあったのだ。もっとも、そのことを知らない客人の番頭は、主の行動に不審を感じていて・・・ 「夢買い」・・・何度言ってもお華が真実を語ると信じて疑わない者は後を絶たず、とうとうお華を盗もうとする者まで現れた。おまけに山越の親分には、月草とお華が<まこと>を売っていると疑われ始末。落ち込みながらも何とかしなければと動き始めた月草だったが、なぜかお夏も仲間に加わり・・・ 「昔から来た死」・・・お夏は月草の芸を見るというよりも、お華に会うために小屋に顔を出す事が増えていた。その日も客席は満員だったが、西国から来たという客が、とんでもないことを言い出した。どうやらそれは月草の過去にまつわることのようで・・・ 追っかけまでいる木偶人形が、いろんな問題を見事に解決するという、ちょっと変わったお話ですが、人形好きのおばちゃんとしては何の問題もなく楽しめました。まぁ、畠中さんの作品が好きということもありますが。あぁでも間違っても一刻堂の人形なんか想像したらだめですよう。できたら文楽のお人形あたでもりを想像してください。もっとも私の脳内では、SD13風の文楽人形が喋っておりましたがね。SDって何かって?そりゃもちろんボークスさんとこのスーパードルフィーのことですわ。 ボークスさんのお人形を知りたい方はこちら http://www.superdollfie.net/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年01月06日 13時25分00秒
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