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カテゴリ:イエティ奇譚
昨日帰って来たよ。 27日の日記に「甘孜(ガンズ、ガルゼ、ギャンゼ)」行く~ 本当に甘孜編だよ! と書いたんだけど・・・ ウソでした。てへっ。つーか、また辿りつけなかった・・・ 今回は、今回は、今回は誓ったね。 『春節期間は(チベットなどの行政上そう区分されている場所も含めて)中国国内旅行しない!!』 ってさ。 いや、1月27日に成都に行って、翌日、まぁ旧暦の大晦日(赤語では除夕という)にダルツェンド(赤語では康定、甘孜州の入り口の町)にバスで入ったのだけど、バスターミナル、真っ暗だった。まだ16時ぐらいなのに客がいない。チケット窓口も開いてない。 売店を閉め途中の女に聞いたら、 「甘孜? バス? ないわよ」 と。はぁ? どーしてさ? 「春節だもん・・・ 次のバスは、初五(旧正月が初一、初五は2月2日に相当)よ」 だと。成都行きなら毎日あるらしいが。 途方にくれるワタクシ。成都、帰るか・・・? とりあえずバスターミナルの外に出てみたら、店、ぜーーーんぶ閉まってる。ゴーストタウンみたい。 と、と、泊まるところは・・・? バスターミナルの近くには招待所(人民向け簡易宿泊所)とか酒店(ホテル)とか結構あるのだけど、クローズ状態。 の、の、野宿ですか・・・? まぁ、この前泊まった「黒帳蓬」ってトコは開いてたから良かったのだけど。 結局そんな感じでガルゼ(ギャンゼ、甘孜)には到達できなかったのだけど、やっぱり知らない人の家で食事したり、コスプレしたり、踊ったり歌ったり、山登ったり、結氷湖の上歩いたり、馬乗ったり、漢人グループに無理矢理連行されたり、美人谷に行ったり、まぁそれなりに楽しく過ごしたのでした。 で、思ったんだけど、やっぱりワタクシの旅は『運命』を感じるためにあるんだなー って。 途中で「丹巴」ってトコに行ったのだけど(ダルツェンドから他に行く場所がなく、車をチャーターして行った。1人だと高くつくから個人旅行漢人達と同行)、この近くには『ゲェルモロン・ムルド』っちう聖山がある。 正直、知らなかった。こんなところに聖山があるだなんて。(同行漢人達は皆知ってたけど) 地元人が言うには、登り降りで合計2日間かかるらしいのだけど、冬場は氷が張ってて不可と。登るのは6~9月、まぁ10月くらいまでと。 だから登山でコルラ(お祈りするのに、聖なる対象を回ること)はしなかったのだけど、麓の寺で「ルンタ」(『風の馬』の意、馬の絵が描いてある紙片。峠越えや祭りの時に「ラー・ギャロー!」と叫んでばら撒くもの[旅行人ノート参照])を購入してばら撒いてみたり、ギュウギュウの乗り合いタクシーの中からだけど、その御姿を臨んだり、なんだか今回はこの山の近くに来る為にココまでやってきたのかな? って気がした。 しかし、だ。 どーして2回目の挑戦なのに、ガルゼに到達すら出来ないのか? 試練ですか? 簡単に諦めるな! ってお告げですか? それとも相性が悪いとか? それともまだガルゼに行く時期じゃあないとか? なんだかこんなにイジワルされると絶対行ってやりたくなっちゃうじゃん。 オイラ、人徳者な天邪鬼だから。 ちょっと写真 左:『巴底』ってトコのゲルク派のゴンパ。と、祭りの為に正装して集まる人々。 右上:『丹巴』近くの『甲居』っつー入村料が30元する景観区・・・ から2時間くらい道無き山を登ったところにあった石の塔。この地域は『ギャロン』といい、こんな塔が結構残っている。つーか、この景観区は人民集団に拉致られて来たのだけど、他を無視して一人で登ってきた。いや、一人、愛玩系広州人(タミル人みたい)が一緒だったか。珍しく、お友達としてキープコンタクトな中国人だ。 右下:その塔に辿りつく途中にあった旗みたいなタルチョ。オイラ写真撮るの上手いよな? やっぱり。 左上:聖山、ゲェルモロン・ムルド。ちょこーーーーーっとだけ見えた。 左下:ゲェルモロン・ムルドへの上り口にある「墨爾多廟」ってとこでお祈り用の線香とルンタを買った。ラー・ギャローーー!! 1人で叫んじゃった。 右:『丹巴漢子』に変身したワタクシ。 因みに一枚目の右2枚以外は漢人集団からバックレて自分1人で行ったところ。 そうだよな、やっぱりオイラ1人の運命の方が、漢人14億人以上の運命よりか『強い』んだよな。 あれ? ゲェルモロン・ムルドは登っていないけど、今回の旅も一応『巡礼』ってコトになるよなぁ? 巡礼計画進行中じゃん! 因みに、『巡礼計画1 イェルサレム編』のサイトは全然作ってない。 だから・・・ 先に、アガスチアで「カム!! 一応巡礼計画編」をダイジェスト版で紹介すっか。 日付は1/27から2/4だけど、果たして上↑に表示されるか? それとも下↓に表示されるか? ま、簡単に、簡単に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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