後述アガスティア　【旅人Ｐ】

朝、７：２０に会社の車が迎えに来るのだけど、７：１６に必死で服を着ていたら電話が鳴った。
国際電話らしい。番号が表示されていない。
いや、赤い携帯電話だから分からない。ひょっとしたら国際電話じゃあないかも。ま、誰だか分からない電話は当然日本語で対応。

「うぇい　にーはお」

などと応対し、もし知らない人民が出たらどーするよ？　恐ろしい。始末に困っちゃうよ。
英語で「へろぉ～お？」だと人民はひるむけど、日本人が切っちゃうからな。

誰だ？　アンタ？　と思ったら『ニラ君』だった。
カトマンドゥにある『ボーダナート』っていう巨大なストゥーパ（仏塔）から歩いて行ける距離に住んでるオイラのお友達。

おお！　久し振りぃ～
・・・つーか、今、カトマンドゥは何時よ？　日ノ本明石から－３時間１５分。つまり赤国総本山の北の京からは－２時間１５分。

５時かよ！

悪い、今日はこれから客人引っ張ってかなくちゃだから、また後で電話するわー　と言い残し、電話を切る。
しかし電話購入したのか。「オレの電話だ」って言ってたからな。（去年は持ってなかった）


で。夜。オイラの電話の使用料金は会社持ちなんで、こちらからかける。
とは言っても小心者なオイラは、国際電話をかける時、自分で買ったＩＰカード使ってお話するんだけどね。

「はろー　なますてー
　も・koiぽるだいちゅ、ニラ君ぱーうん」

ネパ語で攻撃だよ！　携帯ではなく固定電話に攻撃アタックなんで、誰が出るか分からない。ニラ君かニラ嫁だったら英語でオッケイなんだけど。。。
ま、ネパ語は「歩き方」から出ているヒンディ語（ネパール語）会話集をそのままカタカナ読みしただけ。ラクチンラクチン。
結局ニラ君が出たんで問題はなかったんだけどね。ほっ。

「トム！（←ワタクシのファーストネーム）　次は何時カトマンドゥに来るんだ？
　明日か？　来週か？」

・・・行けるワケないじゃん。前のカトマンドゥはもう１年以上前のお話なんだな。

しかし今日の昼間、日ノ本客人と

「カトマンドゥ？　今は・・・　ちょっと時期見合わせかな、って感じですねー」
（王様と反王様議員派と毛派が三つ巴でグチャグチャ状態らしいし）

って話をしていたんだけど、やっぱり今スグにでも飛び立って行ってしまいたい気持ちはスグに満々満ち満ちてくる。
ああ、上の海に行けば、日ノ本オサカーから出たロイヤルネパール航空が拾って行ってくれるんだよね？
いや。陸路だな。チベットの帰り道は徒歩でカトマンドゥまで道草だよ！！

そーしたら・・・　歩いて帰って来るには、インド行ってパキスタン、ウイグル経由で赤い国の青い島まで戻ってこなくちゃなのか。
ま、いいや。メンドーだから、そのときはインドに住んじゃえ！

写真
左：ニラ君の家から「カトマンドゥ・メトロポリタン・シティー」を臨む。カナリ遠いなぁ。（写真ではＫＭＣ見えていないし）
右：そのカトマンドゥＭシティーの観光地、ダルバールスクウェアを北から臨む。

ああ、今すぐ行きてぇ！！