DVDミュージックのように、多くのマニアでもDUAL DISCという規格をご存じないのではないでしょうか。
これすなわち、片面はCD、片面はDVD(DVDオーディオ)という代物で、CDはレッド・ブックに準拠しているそう。DVD面も24bit/96kHzのクオリティがあると書かれています。
ワタシはDUAL DISCを雑誌で読んで知ってはいましたが、VRDS-NEOメカで再生可能なのかもわからず、茨城で目にすることもなく、特に気にも留めずにおりました。
先日ジャケットを見て「タンクトップがホモっぽい」「フレディ・マーキュリーを彷彿させる」とたまたま買ってきた1枚 Zane Musa / Introducing Zane Musa がこのDUAL DISCではないですか。しかもレーベルはstraight ahead records、ここはバーニー・グランドマンがマスタリング・エンジニアを務める音質優先レーベルで、DUAL DISCを発売しているんですよね。Zane Musaなんてアルトサックス奏者は全く知りませんでしたが、これは掘り出し物かも
早速UX-1Limitedにディスクを収めると、CD面もDVDオーディオ面も立派に再生されます。とりあえず第一段階クリア(爆 こういう時マルチディスク・プレーヤーのUX-1Limitedはディスクの種類を選ばないので便利ですね。
DAC64MK2を通す/通さない、CD面を聴く/DVD面を聴く、と1枚で4通りの音が楽しめる優れものです。個人的にはDVDオーディオが一番好き、二番目はDAC64MK2で聴くCD面かな? DVDオーディオは肉厚だし、CDは音先の鋭さとワイドレンジ感があるのですよ
内容はJazzスタンダード・アルバムなので、外れということはないです。音はいいけどアルバムとしてB級っぽいのはご愛敬^^ 。リーダーのZane Musaがセンターにおらず(センターはピアノ)、全曲左チャンネルというのも面白い録音ですね。
このレーベルの他のディスクも買ってみようかしらん。CD+DVDの2枚組というのは結構な確率でどちらかしか聴かないものですが、一枚の両面というのは発想としてはよい。世に浸透はしなさそうだけど。