私は電線病には罹患しませんでした。いやかかったかもしれませんが、初期のワクチン接種のおかげで軽症で済み、以後免疫もできました。10万円のケーブルはすんごく高いと思います。それを買うなら子供におもちゃの一つでも(笑
ただし、中等度の電源病にはかかってしまいました。中等度というのは、トランスや電源コンディショナーは見るたびに欲しくなりますが、コンセントやタップには今も昔もあまり注意が向かないからです(タップはAuglineとBelltechと削り出しの3つ持ってるけどね)。電源系機器感染症とも言えます。
なので、昨年新春はPlitronのトランス導入にうつつを抜かしました。自分用には1000VA 3個と100VA 4個を購入。既存のトランスと合わせると、3000VA×2、1000VA×2、100VA×5という、そこそこ大所帯になりました。とりあえず全ての機器に入れてみたかったからです。性格上、一つ一つ試すとかえって能率が悪いんですよ。一気にやらないと。
ただ、これらトランスに加えて電源コンディショナーの類いが4機あるので、どれをどう組み合わせたらいいの?という状態に。
とはいっても、容量の観点から特注の3000VA×2はアクティブ・スピーカー用に固定ですしステップダウン上も必要。電源コンディショナーはそれぞれ1000VA、500VA(200V in)、100VA×2なので、ある程度使い道は絞られてしまいます。もちろん使わないという選択肢もあるんだけど、60Hz信者なので、使わないわけにいかんのです。
Plitronのトランスは元々「これに使いたい」という明確な目的があったわけではなく「使ってみたい」からのスタート。なので出力を含めていろいろな組み合わせを試して、長所も短所も把握した上で、追加あるいは排除をすることにしたのです。
半年以上かけてだらだらトランスと電源コンディショナーの組み合わせを試した結果は、(迷いましたが)Plitron追加方向に動かず。オーディオルーム用の独立分電盤ですし200Vですし、家内の電気使用量も多くないし、周りの家が少ないし、都会ではないので電源環境は思ったほど悪くないのかもしれません。
それよりも冷蔵庫やLANやリビングのAV機器というオーディオルーム外にトランスがあった方がいいんじゃないか、みたいな。
だから、聴いてみて効果イマイチあるいは不変(音は変わるけど求めるグレードが変わらない)だとか、うなり音等のデメリットからオーディオ用には不適合と判断したものを抜いていきました。それをオーディオルーム以外の必要箇所にまわせばよい。冷蔵庫に1000VAを使っているのは、電源周り見直し計画とともに既に報告しましたね。
今残ったのは特注の3000VA×2を除き、Plitron 1000VA×2と100VA×2。
で、上記は実は長い前振りw
(続く)