カテゴリ:オーディオ、ちょっとビジュアル
さて格安で入手したBelden 88760 160cm。私は取り回ししやすそうな細い外観と赤いジャケットに注目しただけでしたが、家に戻ってから検索するとなかなかに評判が高いケーブルのようです。
評判が高いのであれば、わざわざラインケーブルに仕立て上げることもないか(笑)と、むずむずと天の邪鬼根性が顔を出しました。 ちょうど1.5m or 4ftのACケーブルを探していたところ。が、円高とは言っても、めぼしいものはどれもこれも数万円では収まりそうもなかったのです。 ネットでもBelden 88760をACケーブルにしたという記事は見つけられません。88760はTEFテフロン皮膜で、そこそこの耐圧はあるはず。100Vデジタル機器限定として、自己責任で作ってみましょうか。ダメでも火を噴いてブレーカーが落ちるだけだ(毒 プラグ類は家にあったUS製品を使いました。圧着なので半田も要らず、すぐ完成。簡単なものです。(プラグで音の差を語るような小さいオーディオからは解脱した(笑)) 相手先はEsoteric UX-1 Limited。地震以後、Belltech往年の名ACケーブル301にしていたものの、何かが違う感が漂っていました。 UX-1 Limitedはインシュレーター Final Darumaで支えられています。301は単線で自立するほど固いため、我が家のDarumaを使った”ぐらぐら構造”には合わないんですよね。ACケーブルが支えとなって振動を伝えてしまう本末転倒なイメージだからです。 この「こまめに電気は消そう」「使わない機器はコンセントから抜こう」「節電しよう」と盛んにPRしている最中、Esoteric UX-1 Limitedだけ常時通電にして丸3日。 一般性ないけど、Belltech 301と比較してみました。 301はもっと昔は男気ある打音得意のイメージでしたが、購入後10数年。こうやって効くとずいぶん当たりが柔らかくなったようです。それでもグーパンチのような骨の質感の301に対し、88760は軽石の硬質感を感じるような、そんな違いがあります。そして88760の方が音像がやや小さい(極小ではない)。音像が小さくとも平面的なのは避けたいけれど、そうでないのは好ましいところ。情報質は同等でしょうか。一方音圧は301に分がありそう。この音圧感がAE2 Signatureを使っていた頃301を多用した理由の一つかも。 ただそういう列挙はできますが、意外に双方差を感じません。違和感がない。 違和感がないなら、このままでもいいか(笑 細くて柔らかい線の方が何かといいんだもの。 <UX-1 Limitedに刺さる赤い線剤がBelden 88760> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 7, 2011 11:55:56 PM
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