カテゴリ:オーディオ、ちょっとビジュアル
少し前まで,私は鞄にオーディオ雑誌を忍ばせて出張・通勤していました。もちろん電車内やホテルで読むためです。家で読む時間より出先で読んでいる方が時間的には長かったかもなぁ。
若い頃はステレオサウンド誌も,30台後半になってからは,オーディオアクセサリー誌や管球王国誌やオーディオベーシック誌やアナログ誌やケーブル大全などの別冊も。最近だとPCオーディオ誌も持ち歩いていました。 ここ1年くらいですね。オーディオ誌を持ち歩かなくなったのは。 仕事の荷物が増えたのが最大の理由ですが,iPhoneアプリの充実も大きいですね。移動の暇つぶしの別手段ができたから。 読む時間が短くなったとはいえ,今も定期的に上記雑誌は買い続けています。習慣というかコレクター的なところもあるかな。幸いなことに保管場所もあるし。 雑誌というのは買い続けてしまうと,なかなか止められないものです。 ただ買うだけで内容は本当に読まなくなりました。同じ情報を得るにしても、雑誌はインターネットと違う良さがあったのにね。 今年買ったケーブル大全2013なんてぱらぱら見ただけで本棚行きですし,アナログ誌は何が書いてあったか記憶にもありません。 オーディオ雑誌マニアの私が雑誌離れをしだしたのは,各誌がやりだした「付録」の存在が小さくない。欲しくもない付録を付けられて値段が上がるのに抵抗がありました。 長岡鉄男さんの頃から20年以上ただひたすらに買い続けたステレオ誌の工作特集号,氏がお亡くなりになってからも続けましたが,つまらんユニットをおまけに付け雑誌の値段を上げたとき,「何かが違う」感がありました。 今はステレオ誌は買いません。 これまた20年以上定期購読していたオーディオアクセサリー誌,実は今季号から買っていません。機会を逸しました。製品は違うけれどいつも製品評はあってもなくてもいいような内容で,読みたいという欲求がわかない(苦笑 どうせ何を紹介しても「ベールがはがれる」とか「位相が揃う」とか「人生に衝撃を与えるような音」とか針小棒大に書いてあるだけだからな。 これを機に止めるかな。寺島本もケーブル大全も福田屋も別冊で出るから,季刊で買わなくてもいいよな。 購読しているオーディオベーシック誌はPCオーディオ誌と統合だとか。これは悲しいものの,雑誌が減れば支払額も減るだろうし,ま,いいか。ここ数号のオーディオベーシック誌の付録も無用の長物だったからなぁ。 今や読む雑誌はオーディオ誌ではなく,Mac関係雑誌であり,園芸雑誌であり,工作雑誌に変わってしまいました。こういう実用性ある月刊誌がなぜオーディオというジャンルにないのか。文句言わずに買うマニアがバカなのか,企画する雑誌社がバカなのか,駄文を書く評論家がバカなのか,おそらく三位一体バカなのだと思います。いやいや正直に書くと怒り出すメーカー/代理店もバカだから四身一体バカか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 16, 2012 11:12:18 PM
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