カテゴリ:オーディオ、ちょっとビジュアル
私はトランスのうなりが大嫌いなので、その手の機器はオーディオルームから外される運命にあります。耳障りですし、電源ノイズをカットして(それで音が良くなったと喜んで)直接的なノイズを寛容する感覚がない。
トランスのうなりの原因が構造的なものだとどうやってもダメですが(放熱に気をつけて囲い込んだりエポキシで固めてしまう手はある)、それ以外は電源投入のタイミングを見計らうとか。運が良ければうならなくなります。 ただ、季節的/時間的な周りの環境の影響も受けるので、それら対策はなかなか難しいですね。だから結局オーディオルームから外しちゃう(笑 それ以外にはトランスの手前にブリッジダイオードを噛ませる方法もあります。柴崎功氏が以前からMJ誌に記している方法です。AC電源のDC成分を取り除くことで電源トランスのうなりを防止するやり方で、昨今のオーディオ用トランスメーカーが宣伝で記している「うなり防止回路」はこの応用だと思われます。これまた原因がDC成分なら効くはず。 今はオーディオルーム"Audio Barn"に大きくうなるトランスはありませんが、リビングにAV用に持ちこんだPlitron 1000VAがいつも盛大にうなりまして、生活雑音にマスキングされているとはいえ夜中は気になる。 そこでブリッジダイオード方式を試してみることとしました。 会社帰りに秋月電子通商から高耐圧ブリッジダイオード 1000V35A KBPC3510を購入。大きいし今回の用途にはオーバースペックだと思いますが、なにせこれが1個250円で見た中では一番安い(笑 お試しは安くないとね。あとは10Ωの抵抗を1本、10円で購入。 ちょいちょいと組んで、熱収縮チューブで全体を被服。 Plitronトランスとの接続は娘息子が寝静まってから、リビングで作業しました。15分ほどで作業終了。 Plitronが盛大にうなるとは言ってもそれは不定期なので、しばし観察しましたが...これが効くこと効くこと。全く無音ではないですか。260円にして最大の効果ですなぁ。もっと早くやればよかった。テストのつもりだったけど、もうこれで決定でいいや(笑 オーディオルームに大きくうなるトランスは無いと書きましたが、その中で今一番騒ぐのは実は謎10M用に導入したリニア電源 COSEL GT4です。近いうちにこちらにもブリッジダイオードを導入して、トランスの無音化を試してみたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 29, 2013 01:18:45 PM
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