|
カテゴリ:懐かしのイタリアン&フレンチポップス
“モア (More)” by Andy Williams 1964
今回は「第2回映画音楽特集」の後半をお送りいたしました。 “穴沢ジョージの Good Old Music” の「映画音楽特集」に来るリクエストは、本当に多岐にわたっていて、実に興味深いです。 イントロをちょっと聞いただけで、懐かしの名場面が蘇る曲。映画は一度も見たことがないのに、誰もが知っている主題曲。映画とは関係なく作られたのに、最早その映画と切り離せない存在になってしまった歌。 元々曖昧なジャンルだけに、リクエストくださる皆さんのその映画や映画音楽に対する思いもいろいろに想像できて、楽しいです。 今回は、次の12曲をお届けしました。 1. ロシアより愛をこめて (マット・モンロー) 2. ゴールドフィンガー (シャーリー・バッシー) 3. 007死ぬのは奴らだ (ポール・マッカートニー) 4. 続フレンズ/ポールとミッシェルのテーマ (オリジナル・サウンドトラック) 5. 愛のファンタジー (リチャード・サンダース) 6. ネバーエンディング・ストーリー (リマール) 7. 星に願いを (クリフ・エドワーズ) 8. 道のテーマ (オリジナル・サウンドトラック) 9. Moon River 10. シャレード (以上、アンディ・ウィリアムス) 11. シェルブールの雨傘 (オリジナル・サウンドトラック) 12. More (アンディ・ウィリアムス) 1.~9. までと、11. はリクエスト曲でした。1. 旧友の tougei さん、2.大度のブッチーさん、 ケメコさん、3.糸満のわーな~さん、4. 字糸満のシンディさん、5.ミスターコーラさん、6.サリーさん、7. ミスターコーラさん、8. 糸満ろまんさん、11. 旧友の tougei さん。以上、みなさんありがとうございました。 1.~3. おなじみの 007。1&2.は60年代。3&4.は70年代。5&6.が80年代。時代はさかのぼって、7&8.は戦前から終戦直後にかけての、各年代の映画音楽でした。あと9〜12.はふたたび60年代に戻りました。 9.10 &12. は穴沢選曲。今回僕が勝手に「ミスター・スクリーンミュージック」と呼ぶことにしたアンディ・ウィリアムスがヒットさせた映画音楽。 来週は、とりあえず普段どおりのスタイルに戻ります。「映画音楽特集」の残務整理があるかもしれませんが。 ********** 中学生の頃、アンディ・ウィリアムスの歌う "More (モア)" が流行って、映画『世界残酷物語』のテーマ曲ということだったので、実際のオリジナル・サウンドトラックには歌詞が付いていないと知って驚いたものでした。 しかし、アンディ・ウィリアムスで流行ったのは我が国でのことであって、映画が公開された国によって「主題歌公式歌手」がいて、1962年には英語版が存在していたということを知って、またまた驚いてしまいました。 これは、Wikipedia さんが教えてくれました。Wiki さんによると、「カティナ・ラニエリ (1962年 イタリア/フランス公開版)」「ダニー・ウィリアムス (1962年 イギリス公開版)」「ヴィック・ダナ (1962年アメリカ公開版)」との説明がありました。 日本での映画の公開も1962年だったようですから、アンディ・ウィリアムスの歌が流行るまでにずいぶん間が開いていますね。 映画公開後に多くのカヴァーが出て、アンディが歌った頃には既にスタンダード・ナンバー化していたのだから、僕らが聴いておなじみだったアンディ版は、そのうちのひとつだったということですね。 因にダニー・ウィリアムス版を聴いてみると、まさにオリジナルに英語の詞を付けたという感じのスローな曲で、軽快なアンディ・ウィリアムス版のアレンジとは全く違うものでした。 アンディ・ウィリアムスの代表曲を挙げてみたらわかることがある。 彼にはオリジナル曲がない。 これは何を意味するかといえば、彼が本物の「歌い手」だったということだ。 つまり、クラシックの声楽家が通常オリジナル曲を持っていないのと同じように、彼は彼の歌い方で世の名曲を歌う、歌い手としての存在だったのだ。 こういう人は以前は珍しい存在ではなかったけれど、徐々にいなくなっていたので、貴重な存在だったなあと思う。 特に映画音楽を歌わせたらこの人は天下一品だった。『ムーンリバー』然り。『モア』や『ある愛の詩』も。 大好きでレコードを買う・・・というほどではないけれど、ラジオから流れてくる歌を聴いたり、テレビで「アンディ・ウィリアムス・ショー」を見るのは好きでしたね。 “More(モア)” by ダニー・ウィリアムス “More (モア){Live}” by アンディ・ウィリアムス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[懐かしのイタリアン&フレンチポップス] カテゴリの最新記事
|