カテゴリ:映画鑑賞
アンノ!この商売上手!! ウタダの歌がエンドロールで流れ、 次回予告が終った直後、劇場は静まりかえりそのあと、ザワザワと。 これは、前作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を、 テレビで観てやってきた方には衝撃だっただろうと思う。 館内にも小さなお子さん連れのご家族なんかがいて、 その点では、アンノは最低な監督であります。 主人公の碇シンジは、大勢の人を死に追いやった罪人であるのだが、 神話の世界なんかを読めばわかるように、 例えばギリシャの神様ってのは横柄でワガママなのが多い。 日本の神話だってそーだ、 スサノオってのは、わがままな乱暴者だ。 今回の碇シンジも聞き分けがなく、 結果、渚カヲルを血をまき散らせて破裂させちゃうし、 またしても多くの人を殺す模写があった。 神はビンの中でアリを飼っているガキだ。 というコンスタンティンの言動と繋ぎ合わせば、 人間の命をないがしろにする碇シンジは神だ。 とまあ思いながら観ていたら、地震があった。 震度4、上映を中断しなかった劇場もたいしたもんだ。 この連休で、不景気日本でも信じられない興行収入をあげるだろう。 庵野秀明は、アニメーターからのし上がった成功者である。 古くは、パソ通にハマる者どもに、「現実に帰れ」と言い。 2ちゃんねるを、「便所の落書き」と述べた。 朝日新聞「be」にて庵野秀明インタビュー 僕が「娯楽」としてつくったものを、 その域を越えて「依存の対象」とする人が多かった。 そういう人々を増長させたことに、責任をとりたかったんです。 作品自体を娯楽の域に戻したかった。 ただ、今はそれ(現実逃避するオタクへの批判) をテーマにするのは引っ込めています。 そういう人々は言っても変わらない。 仕方ないことが、よく分かりました。 常客を詰りながら金をむしり取る。 が、アンノの作品が娯楽の域を出たことはない。 本人も言っているが、全ての作品が過去の誰かの作品の焼き直しだ。 興行的にも、作品的にも宮崎駿を超えることはない。
真希波・マリ・イラストリアスが「グランプリの鷹」を、 歌ったのは嬉しかったな。
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最終更新日
2014年01月01日 07時52分49秒
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