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カテゴリ:植物の生理生態
作物の葉を丈夫にして根を張らすには。
3月末からはじまる田植えをひかえた宮崎県海岸部地方。この時期 に よく質問を受けるのが、 苗箱のイネの根をもっと丈夫に張らしたい というご質問です。そんなときにおすすめしているのが マグホス 細粒の追肥。こんなかんじでミスト機で散布してもらっています。 ← 回転をさげ・上向き ということで、今回は、そんな リンサン×苦土 の効果の説明と なります。 ↓ 『作物の葉を丈夫にして根を張らすには。』 お日さまの光の恵みを受け止め 光合成を盛んにしてエネルギーを 作り出すためには、しっかりとした葉が必要になります。 そのために 現場でおすすめしているのがMg/マグネシウムの補給 です。 その理由が この図。 葉緑素 → この図が葉緑素の構造なのですが、中心にしっかりと Mg/苦土が あることからもわかりますよね。 ということで 作物の状態が ● 葉が薄い ● 葉がうすいがゆえに、葉色が淡い ● 窒素を追肥しても、葉が薄く広がって垂れてしまう ● 日照不足で軟弱に育っている というときには、苦土[マグネシウム]と、苦土分の働きを助ける リンサン分の補給を おすすめしています。 ちなみに日照不足時だけではなく、たとえばピーマンなどの果実の 緑色がでないときや、お茶の葉の色が淡くてこまっているとき、 それがために地下部も弱ってしまっているときなどには施用効果大 ですよ。 具体的には、おすすめしているのは マグホスや マグショットと いう商品になりますが、心当たりのせつには、ぜひいちどお試しを。 ちなみに、ヘモグロビンです。動物の血液中にあり 酸素を運ぶ大切な要素でありますが、その構造式は 葉緑素の中心部にある Mg/苦土を Fe/鉄に おきかえたならば瓜二つ! っていうのもおもしろすぎ。 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 7, 2017 10:04:22 AM
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