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カテゴリ:土づくり 編
締まった土をやわらかく。G
台風などの大雨の影響で締まった土。その土をやわらかくする道具 についての お話となります。 前回の植木鉢編の続きとしてよろしかったら。 ↓ たとえば芝生用の作業機具であるローンスパイクをご存知ですか? これは 固くなって水が抜けず、通気が悪くなった土に穴を開ける ことで、芝生の樹勢を回復させるものなんですよ。土に穴が開くと、 水はけや空気のとうりが良くなり、結果的に根の張りが促進される ことで芝生が甦るというわけですね。 穴あけの目安としては、15センチくらいの間隔をとって、深さ5 センチ前後の穴をあけるのが標準的なローンスパイクの使用方法と なります。 ちなみに どれくらいの固さになったら穴を開けるのか という固 さの程度ですが、わたくしの場合は 五寸釘を用意して、忍者張りに投げてみる なんて、やり方をやっています。 釘が土に刺さらなくなっていたら充分に固いと判断し、そんなとき はローンスパイクを使います〔限られた面積で試してみて芝の生育 を観察するのもよきかも〕。 さてそこで、雨つづきで締まった田畑の土の場合ですが・・・やはり こちらも芝生と同様に五寸釘を投げてみて、固いようでしたらローン スパイクを巨大にしたような園芸用品で土を起こします。 こういった農機具は、たとえば アルキメデス・ハガネなどといった 名まえで販売されている農具となります〔長さは120センチ・重さ 4キロ弱くらい〕。 これはテコの原理を応用し、人力で地下30センチから40センチに ある耕盤〔作土の下にできる固い土の層〕を砕くというもので、前述 のローンスパイク同様に、田畑の固くなった土を砕くことで田畑の排 水性や空気のとうりをよくすることで農作物の根域の拡大を促します。 具体的な使用法ですが、 斜めにして、スコップの要領で地面に刺し込む ↓ 足を乗せて体重をかける ↓ 先端部分の刃が土に入れる ↓ てこの原理を応用して後ろに下りながら手前に引く ↓ 土が起こされる といった具合に使うのが作業のコツとなります。さらにもっともっと土 がガチガチに硬い場合は、まずは浅く起こし・そのあとで2回から3回 に分けて無理せず徐々に深くおこしていくとうまくいきます〔またこの 機具は本格的なハウス栽培などの場合の支柱のまわりの・機械で起こし にくい部分などの土の改良にも最適で、お薦めです〕。 ということで今回は、やわらかなの土の畑は、作物の地下部にとっても 気持ちの良いものだというおはなしでした。 最近は水田だけではなく、畑用の中耕除草機もたくさん販売 されるようになってきましたよね♪ 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 29, 2022 02:09:48 PM
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