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2012年02月20日
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テーマ:ニュース(99797)
カテゴリ:カテゴリ未分類
ずるいレトリックというものがある。
AはBよりも重要だということとBがどのくらい重要かということは本来関係がない。
それにもかかわらずBよりも重要そうなAを持ちだし、Bがどうでもよいようにいいくるめるレトリックがまん延している。
例えば、刑事政策の分野でも、犯人を厳罰に処すよりも被害者への支援が重要だ、だから厳罰は重要ではないといった議論がめだつ。
たしかに犯人が厳罰に処せられたとしても、それで被害者が慰撫されるわけではない。
でもこれだけはいえる。
犯人が厳罰に処せられなかったら被害者が慰撫されることは永遠にない。厳罰は慰撫のためのゴールではなく出発点なのだから。刑罰には様々な意味があるが、応報という機能にも目をそらすべきではないだろう。国家が個人から復讐の権利をとりあげたときに刑罰というものが始まったのだから…。

若い奥さんを殺害し赤ん坊まで床に叩きつけた男の死刑判決が確定したが、こんな当然な判決になぜ13年もかかったのだろう。そちらの方が不思議でならない。
そしてまたこの事件も酷いが未成年者による凶悪事件はこれにはじまったことではない。
女子高校生を何人もで惨殺して死体をコンクリート詰めにした事件は社会を震撼させたがあの事件からだってはや20年以上がたっている。それなのに少年法改正の議論が遅々としてすすまないのはなぜなのだろうか。新聞社や政府がこうしたテーマでまともな世論調査をやっているのすらみたことがない。
たしかに光市母子殺人事件の男は現行法の枠内でも死刑にすることができた。でも、それよりもさらに下の年齢では重大事件であっても厳罰に処すことができず、そうしたことが大問題となっているのではないか。言いにくいことだが、東京都の東部地区には怖ろしくて子供、特に女の子を通わせられないような公立中学があるという。そのせいだろうか。こうした地区には偏差値50以下の私立中学もある。中学校に通うのに身の危険を感じるようでは、それはもう教育以前の問題である。重大犯罪については大人同然に厳罰に処す〈大人でさえ甘いのがこの国の刑事制度なのだが〉とともに、荒れた中学校では警察OBの巡回を始めるなどが急務であろう。

さらにこの事件についての論評では痛いものがいくつもある。
少年が小柄で幼い感じであることを強調して死刑の不当をいいつのる論者がいたが、小柄で幼い風貌であれば死刑を回避すべしというのは愚にもつかない差別的議論である。
また、少年の母親が自殺し、その遺体を少年が目撃したことをもって、死刑を回避すべしというのもあったが、これも自殺遺児に対するとんでもない偏見、差別であろう。自殺遺児の会などもあるというが、抗議声明をだすべきだろう。親の自殺と犯罪は無関係だし、親が自殺しようが何で死のうが立派に成長する人は成長する。
また、反省しているだの更生の可能性だのを言う人もいるが、生きるか死ぬかの時には必死に反省のふりをするのは当然だし、更生の有無にしたって、それは被害者とは全く関係のない話だ。昔、級友を殺害して首を切断した男が立派に「更生」して弁護士になっているという話もあるが、被害者遺族はたぶんこうした「更生」は望まない。
また、新聞などには書いてないのだが、どうも気になることもある。犯人の男は若妻を乱暴しようとして殺害したというが、最初からこんな粗っぽいやり方で犯行に及ぶものだろうか。ありていにいえば女性を乱暴したのは最初ではなかったのではないか。
「犬がかわいい犬を見てやっちゃった、これは罪でしょうか」とこの男は手紙に書いていたというが、こんな男が「9年そこそこでひょっこり芽をだす」などしたら、社会にとっては危険極まりないことで、まったくもって冗談ではない。





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最終更新日  2012年02月21日 00時20分02秒
コメント(14) | コメントを書く


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死刑執行はすみやかに・・   お節介じい さん
それにしても日本の裁判は時間がかかりすぎる。こんな単純な事件の裁判に13年もの歳月をかけるとは、実にバカげている。被告がやった犯罪かどうか疑わしい事件ならば、状況証拠を積み上げなければならないから、それなりに時間がかかるだろう。しかしこの少年の場合、本人の犯行に間違いない上に、そのやり口が残忍である。さらに被告は反省していないばかりか、原告を侮辱している。これで情状酌量せよと言っても無理な話だろう。裁判官と裁判員の妥当な判断に拍手を送りたい。
判決にこれだけ時間をかけたのだから、死刑執行は時間を置かずにさっさとやってほしいものである。
ところでオウムの麻原だが、多くの人を殺しておいて死刑がすでに確定しているのに、まだ執行されない。これもおかしな話である。 (2012年02月21日 01時02分14秒)

Re:死刑執行はすみやかに・・(02/20)   七詩 さん
お節介じいさん
死刑については執行までの期間がまちまちで量刑ではあれほど均衡が重視されるのに不思議でなりません。特に連合赤軍の永田洋子などは死刑が執行されないまま死亡しましたがあれだって批判の声も起きない。平沢のように冤罪説が後を絶たなかった事件ではなく、残虐極まりない大量殺人で冤罪の余地なのないのにですよ。坂口の方もほっておけば天寿を全うしてしまいますし、被害者遺族は高齢化して次々と世をさっているのにですよ。
国家の怠慢としか思えません。 (2012年02月21日 05時56分11秒)

Re:光市母子殺害犯の男の死刑確定(02/20)   天地 はるな さん
なんの罪もない人を殺害し、反省の色もない「少年」への当然の罰だと思います。

それにしても、このての事件をみるにつけ、残された家族は、腹立たしさや悔しさで、罰を受けているような辛い気持になります。 (2012年02月21日 09時48分46秒)

本村さん、弁護団、人間性の違いでしょうね。   ケイ さん
弁護団声明
「事実を真正面から検討せずに判断を誤り、極めて不当。誤った判決を正すために今後も最善を尽くす」
本村さん
「判決に勝者いない」なんて重みのある言葉だろう。
(2012年02月21日 11時38分50秒)

加害者は元は被害者。されど罪は罪。   曙光 さん
加害者は、事件を起こす前までは、被害者であったということをいつも思う。
加害者は事件さえ起こさなければ、元々は、社会的に同情されるべき弱者、被害者、精神的困窮者であり、その背景を皆持っている。事件さえ起こさねば。

然し事件を起こした。それにより一挙に立場は逆転し、社会から糾弾を浴びる加害者という存在になり変わる。
永山則夫は無知の涙と書いたが、自分を、社会を知ることのできなかった、又、知る機会を与えられなかった、無知さがすべての事件の根源にはある。

然し、社会は、人間は因果応報によりこそ成り立っている。人は罪を犯したら、他者から罰せなければ、自己崩壊していく存在である。
被害者の心情のみならず、加害者の人間性を斟酌するならば、その人間性を斟酌するが故に、因果応報、受けるべき刑の執行を、猶予してはならない。
刑の執行を曖昧にする、そのことが、人間性の冒涜に通じる。人間社会を弱い絆の社会へと貶める。

加害者は、元は被害者。されど罪は罪。その罪は相当に償われなければ、被害者も、加害者も人間性を喪失していくばかりであろう。

併せて、帝銀事件、平沢死刑囚に見られる冤罪の可能性あるものについては、冤罪根絶のための再審が、速やかに為されるべきである。
(2012年02月21日 12時01分04秒)

Re[1]:光市母子殺害犯の男の死刑確定(02/20)   七詩 さん
天地 はるなさん
犯罪は多くの人を不幸にします。
たぶんこの男もそうだったのでしょうが、軽い少年法が犯罪を誘発している面はあるように思います。名古屋アベック殺人の犯人は「少年だからたいしたことないと思っていた」といったといいますし、市川市の一家殺人の少年は逮捕後母親に「今度は長くなりそうなので国家試験の勉強をする」と参考書をねだったといいます。
少年法そのものが見直しの時期のように思います。 (2012年02月21日 20時27分43秒)

Re:本村さん、弁護団、人間性の違いでしょうね。(02/20)   七詩 さん
ケイさん
あの弁護団は知性そのものを疑いますね。
それに比べて本村さんの言葉は重みが違います。 (2012年02月21日 20時28分54秒)

Re:加害者は元は被害者。されど罪は罪。(02/20)   七詩 さん
曙光さん
よく不幸な生い立ちとか恵まれた家庭とか言いますが基本的に家庭内のことなど他人にはうかがい知れない。安易にレッテルをはるのはどうなのでしょうか。
親の自殺などは不幸なことなのかもしれませんが、じゃあ、そうした環境にある子は皆犯罪者になっているのか、そんなことはないでしょう。
貧しい家庭に育ったからとか複雑な家庭に育ったからといって罪を犯して当然のような論法はとんでもない差別のように思います。 (2012年02月21日 20時32分28秒)

人生はいつも岐路   曙光 さん
>貧しい家庭に育ったからとか複雑な家庭に育ったからといって罪を犯して当然のような論法はとんでもない差別のように思います。

私のいいたい趣旨と異なります。罪人を高みの見物で、傘にかかって非難することは誰でもできる。付和雷同気質の日本人の最も取りやすい傾向でしょう。

私は死刑決定であれば、猶予をおかず執行すべきという意見です。ただ死刑を受ける罪人でも罪を憎み、人を憎まずが私の見方です。
人は誰しも、いつでも、罪を犯す罪人になる可能性があります。あなたも私も。

聖人君子も罪人も人間の本質は変わらず、紙一重です。
ただその紙一重は決して超えてはならない紙一重です。
人として紙一重に留まれていることは、有難いことだと思う。

私は、私の愛する人が、何の理由もなく蹂躙され、かつ殺害されたら、当然、殺害者を決して許す事などできないし、できる筈もない。人を憎まずと言ったが、感情としては生涯憎しみを持ち続けると思う。

それでも、私は、逆の立場でなかった事を、よかったと思うと思う。
(2012年02月22日 01時35分44秒)

Re:人生はいつも岐路(02/20)   七詩 さん
曙光さん
重大犯罪というのはどんな事情があってもけっしてこえてはいけない一線でしょう。それにしてもあの弁護士は酷かったですね。犯罪被害者の会で厳罰論の急先鋒にたっている弁護士はもと死刑廃止論者だったといいます。それは奥様が殺害されてから「初めて被害者の気持ちがわかった」と言って意見を180度変えています。弁護士といえば相当の知能を持ち、常に被害者などの立場にたって考えてきた人のようにも思いますが、実態はこうなのですね。 (2012年02月22日 06時11分52秒)

Re:光市母子殺害犯の男の死刑確定(02/20)   kai さん
本村さん、1たん区切りがつきましたね。実名でこの問題」を訴えてこられ多大なご苦労があった事でしょう。犯罪に不運にも巻き込まれるとこれほどにもエネルギーが必要だと言う事を目前にしてくれました。最近は個人情報を漏らしてはならないという法が有りたとえ殺人事件の被害者となっても、警察は「これを事件にするかしないか」と被害者に尋ねるみたいです。事件にして訴えると全国的に報道され被害者に対して賛否両方で電話等かかり困ることになる。被害者としては死者は生き返らないので事件にしない。という事になる。私の遠くない所で殺人事件が有り10ねん前なら全国版で報道されていたのと似た事件なので、報道されない事件が他にも少なからずあるに違いないと想像します。本村さんの訴える姿を報道で拝見し、力にはなれないけれど応援していました。ほっとしています。
一方で私は犯罪を犯した側の永山紀夫の話を1年程前NHKでみました。かなり前になりますが連続殺人事件の犯人が刑務所内で勉強して本を出版した話を新聞で見ました。獄中婚もしていると載って
いたので、物好きな変わり者がいるんだと思った。
番組は深夜放送でしたがきょうみが有ったので視聴した所ぐんぐん引き込まれて深刻な問題意識が残りました。獄中婚した女性も登場して自分生い立ちからはなしていました。この書き込みをしながらも思い出して涙がうかんできます。永山則夫がもう少し食べるのに困らなかったなら、幼い時に食べるために万引きをせずにすんだら、東京に出て果物屋で良い店員と認められていたのに。4人もの被害者もでなくて永山も普通人の1人だっただろうに。と残念です。 (2012年02月23日 11時58分28秒)

Re[1]:光市母子殺害犯の男の死刑確定(02/20)   七詩 さん
kaiさん
被害者のプライバシーは尊重すべきですが、個人情報保護の名目で犯罪事態が社会から隠ぺいされるのも問題ですね。
とはいえ長かったこの13年間。犯罪被害者の声が社会に届くようになったという点では大きな進歩だったのではないかと思います。それにしても被害者の会の弁護士先生はかつては熱心な死刑廃止論者だったといいます。それが老齢になってから奥様を犯罪被害で失ってから「初めて被害者の気持ちがわかった」といって意見を180度変えたようです。
そんなものなんですかねえ。 (2012年02月23日 20時25分42秒)

Re:光市母子殺害犯の男の死刑確定(02/20)   kai さん
七歌さんへ  個人情報保護の為に事件が報道されない件はつい最近廻りで有ったので。数年前類似の事件が全国的に報道されていた。現在はその事件は関係者だけの私有物という感じで他人がとやかく言うものではない。ととれます。親しい友人から秘密事項としてこっそり伝わってきます。「そんな真相だったのか。」と驚きました。生死が不明で生存の可能性のある行方不明者で捜索しなければならない時、事件の被害者が数人で全員の情報を抑えられない時、(先だっての光市での海底地下道陥没)爆発とか火災など起こった事が見え見えで隠せない時などは報道せざるを得ない。しかし、報道されない事件は多数有るだろうと考える様になりました。そして自分が被害者にならない様注意せねばと思います。 (2012年02月23日 23時21分50秒)

Re[1]:光市母子殺害犯の男の死刑確定(02/20)   七詩 さん
kaiさん
報道で見るよりも犯罪被害はずっと多いのかもしれませんね。体感治安はたしかに悪化しています。10年くらい前なら自転車に住所氏名を書いている人がほとんどでしたが、今ではそうした人はほとんどいない。電話でもいきなりこちらの名を名乗るのは不安。昼間で家にいるときでも鍵は必ず閉める…など人々の行動も変わってきています。
犯罪の中で被害者と犯人が無関係のケース。光市の事件もそうですが、そうした事件では、その人が被害者にならなかったら自分やその家族がなっていたかもしれない。そうした視点をもてば被害者の立場に社会がもっともっと理解や共感をもてるのかもしれません。 (2012年02月24日 05時27分28秒)


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