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テーマ:ニュース(99488)
カテゴリ:マスコミ
さる芸能人がラジオ放送で以下のような趣旨の発言をしたという。
コロナが収束したら面白いことがある。…美人さんがお嬢やります…稼がないと苦しいですから…だから今我慢しましょう… こういう趣旨の発言を聞いて、実際に今生活に困っている人々はどんな気持ちだったのだろうか。イベント、ホテル、旅行、花卉、外食など様々な分野で職を失う人がでてくる。それは本人の問題だけではなく、その人によって生計を維持してきた人も苦しい状況になる。中には「お嬢やります」という人も出てくるかもしれないが、それを「面白いこと」という発想はどこからでてくるのだろうか。売れっ子の芸能人だと稼ぎは相当のものになるというが、彼から見れば、巷で生活苦にあえいでいる人々など下々にしかみえないのかもしれない。しかし、その下々の人の中には、本当に自分、あるいは家族がお嬢やるしかないと悩んでいる人もいる。 そしてこの発言にはもう一つ思うことがある。こうした「お嬢」のような業界については、規制の議論がでるたびに、「好きで働いている人がいる」という反論があった。しかし、世の中の多くの人はそうは思っておらず、苦界という昔ながらの言葉が示すように、多くの場合、生活苦、脅迫、借金などで追い詰められて流れ着く場であるということを、いまさらながらに明らかにしたということだろう。こういうものが社会の中に公然と存在していることには目を向けず、やれジョセーの議員が少ないだの役員が少ないだのとキーキーさわいでいるフェミにうさんくささを感じる理由はここにもある。 失言の中には、発言の一部だけを切り取られて問題視されるものもあれば、たいしたことないことなのに言葉尻をとられて騒がれるものもある。その一方で「へえ、この人はこんなことを考えていたんだ。こんな人だったんだ」という失言?もある。この芸能人の失言は明らかに後者である。この人は高視聴率の国民的バラエティにもでているらしいが、はたして今後も出演をさせ続けるのだろうか。そうなれば、この半国営放送が視聴者として想定している多くの善男善女の庶民層は、この放送局に対して不快感や不信感をつのらせるのではないかと心配である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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