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テーマ:家族(111)
カテゴリ:メンズカウンセリング
明日はペア・コー養成講座です。チラシでは二日間の講座のラフなスケジュールを書いていたけれど、昨日までほとんど準備できていませんでした。なんせこのかたカウンセリングがとても多くて、時間がありませんでした。
今日はカウンセリングも二件、しかも一件は半時間のみ。他に仕事は入ってなかったので、結構サクサク仕事がはかどりました。スタッフも私のアウトプットを形に仕上げたりしてくれて、二日間の講座の内容がまとまって行きました。 ふしぎふしぎ・・・と言うと、ハラハラしてしまう人もいるのかな。でも私の行動パターンは昔っからこんな感じがあります。 思い出すのは学生時代、東北出身の小谷さんは、試験のひと月前から着実に資料を集め、確実に学んでいました。彼は「オレ頭悪いし」と言ってたけれど、その着実な努力の姿勢は崇高でもありました。彼はほんとはすごく粘り強くかつ賢い人だと当時の私も理解していました。 私は毎日飲んだくれてはバイクに乗り、荒んだ日々でした。試験数日前になって、小谷さんはもちろんいろんな人のところに行って、人のまとめた資料をコピーし、ヤマを張ります。そのヤマを記憶する事はできないので、外部記憶として・・・いわゆるカンニングペーパーみたいなのを作ります。追試でいける科目は捨て、確実な線でヤマを張ります。 当日は、ペーパーなりわずかな内部記憶を総動員して、答案をかき込みます。ああ、ハラハラ。 こうやって試験をクリアしていった私の学生時代。非常識、反倫理ではあるけれど、犯罪行為とまではいかない、私の試験実践。まじめに学んでいる人からは、嫌われるでしょうねえ。 今にして思えば、私がそのようなパターンで状況対応、あるいは情報処理していたのは、実は子どもの頃からの記憶力や情報処理能力が普通の人とは随分違っていたからなのです。他の子どものようには覚えられないし、理解する事もできません。 面白いのは、(今は面白がれるけれど当時は真剣に)リコーダーを演奏するにも、楽譜が読めない私は吹く事ができません。何度も繰り返したら覚えるのだろうけれど、覚える前に終わってしまいます。私はどうしたかと言うと、となりの子どもの指使いを見てリコーダーを吹いていました。 他の子どもたちがふつーにできる事が私にはほとんどできず、他の子どもが理解できない事が私には難なく理解できていました。私の頭の中は混沌、カオスです。合理的な情報処理は不可能。けれど、偶然のように超難解なクリエイティブなイメージがするするとカオスの山から落ちこぼれてくるのです。なぜだかわかりません。 ヤマを張る事、本試と追試を使い分けて対応する事、これらは確率的にはあまりうまい方法ではないでしよう。ちゃんと記憶した方が確実に決まっています。それができる人には。けれど私にはそのフツーの事ができない分、ヤマ張りのセンスがすぐれて行ったのかもしれません。カオスの使い方を私のニューロンシナプスネツトワークは覚えて行ったのかもしれませんね。 私の頭はそう言う訳で、今でもカオスを前提としているようです。時間軸やら空間軸を超えて、様々なデータをつなげて理解して行きます。その分当たり前の整理整頓システムが動きません。 ああ前置きが長くなってしまいました。今日の仕事のサクサクは、ビジテーションのイメージやらそれにまつわる記憶やら過去の資料や品物やらをさわっているうちに、頭の中でデータが組み上がって不思議とかたちになってできていったのです。 ああ、ビデオがあった、ああ、報告書があった、そう言えばこんなテキストがあった、それらをパソコンの画面の中で、つなげていきます。ラフな骨組みはチラシのプログラムの他に以前書いた、ボツの論文も使いました。 こんな事書くと、なにやらいい加減な内容に感じられるかもしれませんねえ。決してそうではありません。ビジテーション・・・ペアレンティングコーディネートをこの六年間続けて来た実績は勿論、その実践の前提となる知識やら活動実践もあります。それらは整理された学術資料として存在するのではなく、私の頭の中、スタッフの心の中に確かなものとして実感を伴いつつ存在しています。私はその頭や心にある体験や記憶を言葉にして、アウトプットする事ができます。混沌から引き出すのだから、さほど時間はかかりません。 と言う訳で、サクサクの準備の一日でした。お疲れさまー。また明日みなさんよろしくねー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/07/25 02:21:33 AM
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