昨夜は女と男の非暴力ワークでした。参加人数は多くはないけれど女と男が「怒り」や「暴力」について語り合いました。もちろん、参加者はみんな当事者です。
男加害者、女被害者と簡単に色分けされ、分断される立場に立たされてしまう、女と男。その女と男が加害や被害について語り合います。
いつぞや見たアリゾナのアミテイーのように攻撃的、対立的なやり取りではなく、もっと穏やかで深い語り合いがありました。怒りの奥底にある感情や認知について、じっくりじっくりそれぞれが掘り起こすとき、他者の視点、ジェンダーの視点はとても役に立ちます。
女と男が暴力や怒りについて、ここまで深く自己を語り、他者を聴く、そんな事の可能な空間は日本では希有なものだろうと思います。
誰かが悪い、と排除し攻撃するのではなく、それぞれが自己洞察を深め、自己を語り他者を理解する事で、相互の間に横たわる闇に光を照らす事が可能となります。相互理解、と相互成長が相互の関係を良くし相互がより豊かになります。
私には当たり前の事なんだけれど、世間ではなかなか・・・DV男は変わらない・・・全部男が悪い・・などの言説がまかり通る、お粗末な認識しかないもんなあ。
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