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優しくあたたかく・・・
争わず控えめで・・・ 自らを抑え、人に尽くし・・ 苦しみに耐えつつも思いやりを失わず・・・ 人の喜びを自らの喜びとし・・・ いざとなれば、自らの命をなげうっても他者のために・・・ そんな影のように生きる姿こそ・・・ 最高の美徳の姿、女の生きる道、永遠の誉れ この賞賛を囁くのは・・・天使の衣をまとう悪魔 一人一人の女の心に湧く自らを生きるための渇望を怖れ 女が自らの人生を選ぶ目をくらまし 愛と信頼と言う美徳の名の下に女を弱者に据え置き支配する・・ なんと巧妙な、そしてなんと甘美な・・ 悪徳に生きる者が、知らぬ間に女に仕掛けた見えない罠 その罠に気づいて、女が自分自身であらんともがくほど・・・ 背徳の、羞恥の、堕落の、ラベルが重ねられていく・・・ 理解されないばかりか、心に鞭打たれ、時には石持て追われ・・ 世に疎外され、孤独の闘いを強いられる・・果ては絶望か狂気か・・ 自由である事・・・自身を生きる事の・・・なんと惨い事か・・・ しかれば、悪魔のささやきを天使の声と自らを偽れば・・・ 美しき賞賛とそれそこの安泰が自らの渇望を麻痺させて・・ 息苦しさにも気づかずに時の流れの虚しさにも思い馳せる事もなく・・・ 深く深く閉じ込めた、魂の叫びは悪魔のささやきにも似て・・ さらなる弱きものへの呪いの言葉に成り果ててしまう・・・ パンドラの箱の底に残る唯一の希望があるなら・・・ それのみを手がかりとして、生きてゆけぬものか・・・ 自らを偽る事もなく、絶望に沈む事もなく・・ 孤独に甘んずることもなく・・・ 世の指弾の言葉に屈する事なく・・・ 醜悪なラベルを受け入れてなお・・ 自由の内に・・真実の自分の選ぶ道を・・ 誇りを持って生きていけるのではないか・・ 魂の自由さえあれば・・・ 悪徳に生きる者が最も怖れ忌み嫌うのは・・ 自由と真実の愛、何をも怖れぬ真実を生きる人の力・・ その力・・・ 大丈夫・・誰の心にも深く深く備わっていて、それを掘り出せばいいのだから・・・ 大丈夫・・一人じゃないから、焦らず、ゆっくり・・じっくり・・掘り出せるから・・ パンドラの箱の宝石のような・・・希望と言う存在・・・ 美徳と言う偽りのベールを葬って、汗と涙の中でも その宝石を掘り当てるまで・・・ ・・・・じっくり焦らず見守り続けられる私でありたい お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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