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今日はブログを見たという女性からの問い合わせがあり、そのまま電話でカウンセリングとさせていただきました。遠隔地なので、来談もできずすぐにはスカイプもできないということで、電話でお話を聞かせていただきました。
夫さんとの関係で悩んでおられるということでしたが、これまで、あちこち相談に行ったけれど、まだ問題は解決してなくて、出口が見えなかったところに私のブログに出会ったということのようです。 彼女だけではないけれど、DVやモラハラの夫は危険で何をするかわからない、とあれこれ言われるようですが、別居・離婚も考えたけれど結局踏み切れなかった、そうなると、たちまち世間の被害者支援の枠組みから外れてしまうので、支援も薄くなってしまうようです。 私は離婚するしないは大きな問題ではないと考えています。それぞれが自分の問題を終わらせ、対話を重ねて信頼関係を作り、その結果、離婚するのか別居するのか同居するのか、対話の中で最適な関係を構築する、そんな修復的な支援を心がけています。 その彼女だけではないけれど、多くの被害者は恐怖に縛られて、自己決定することもできなくなっています。相手を怒らせないようにということばかり意識して自己主張もできないし、最終的にはただ相手の言いなりに動くしかないということになってしまいます。そしてそんな人が相手と別れても、自己決定する力はありませんから、援助者のコントロールを受けたり、新しいパートナーに支配されたり、ということになってしまう可能性も高いように思います。 別れたら問題解決とはならないけれど、逆に相手の言動に恐怖を感じなくて、対等な関係になれたら、それは逃げる必要も無くなります。暴力に対しては、法的処置や警察対応すればいいし、様々な社会的な力を使って、相手のパワーコントロールを拒否すればいいのです。もちろんそこに至るプロセスに逃げるという選択も無意味ではありません。ただ、それは逃避行ではありません。 相手を怒らせてはいけないという考えがある限り、相手は怒ることで本人をコントロールできるので、相手にとっては問題はないのと同じ、自分を変えるという動機にはなりづらいもの。相手が怒るのは相手の問題、自分の不安や怒りは自分の問題、と問題を分けて考え、相手の感情は相手に任せること、自分の感情は相手にぶつけず、自分で解決すること・・・これがDV問題の解決の基本スタンスでしょうか。相互依存関係を終わらせるということかもしれません。 そんなこんなで今日はカウンセリングも一件だけだったけれど、午前中は久々に疎水コースをランニング。大津市の小関峠まで往復14キロをのんびりと花写真を楽しみながら走りました。 ブログに納得いただけたら、クリックお願いします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016/05/18 09:48:05 PM
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