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テーマ:★☆沖縄☆★(2838)
カテゴリ:南の島々の観光
本島の北中城村にある国指定の重要文化財の中村家住宅は、 約280年の歴史をもつ民家です。 南向きの斜面を切り開いて敷地の周りを石垣で囲い、 南側に防風林のフクギが植えてありました。 風通しが良く、夏の暑さをしのぐ工夫がされているようです。 沖縄は冬は寒い北風が吹くので、中村家住宅は、 北側が少し高くなっていて風を防いでくれるクサティの家です。 クサティ(腰当)は、人が休む椅子や壁などの背もたれのようなものの意味で、 守ってくれる安心できるものという意味もあるそうです。 沖縄の民家には、玄関がありません。 代わり室内と庭の境界に当たる庇部分を支える柱が作り出す “アマハジ(雨端または天端)”の空間があります。 “アマハジ”は、直射日光を遮り、家の中を涼しく保ったり、 台風などの雨風が室内に入り込むのを防ぐ役割があるそうです。 中村家住宅もそうですが、雨戸を開け放つと どこからでも屋敷に入れるようになっています。 縁側のような“アマハジ”でお茶を飲んで ゆっくりしたくなるような家の造りです。 当時の農家の畳間は6畳以下の広さにしないといけなかったそうで、 母屋は6畳やそれ以下の部屋が何部屋かありました。 伊是名にある銘刈家にも離れ(アサギ)がありすが、 中村家にも役人などが泊まった離れがありました。 母屋の前に高倉があって、下に物入れで上に穀物などを保存していたそうです。 母屋の左側には、牛と馬と山羊の小屋があって、その後ろに豚小屋もありました。 北側は階段で昇れるようになっていて、母屋の屋根などを見ることが出来ます。 屋敷の門の前には池があって鯉がいていい雰囲気でした。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月18日 17時20分16秒
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