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アルパカ日記

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2006年05月06日
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カテゴリ:時事

東京から南に約200km、伊豆諸島の中に御蔵島という島がある。
最近はイルカウォッチングのスポットとして有名になり、名前を聞いた事のある人が多くなって来たし、ネットの普及で、御蔵島の旅人や、民宿鉄砲場のサイトを覗いた事の有る人もいる事でしょう。
少し前まで、デパートでお中元などの手配をし、送り先を記入すると、「ごぞうとうって読むのかしら」なんて声が聞こえたりしたモノだ。確かにご贈答には違いないが・・

伊豆諸島は手軽に南国気分を味わえる事もあり、観光が盛んで、大島や八丈、あるいは三宅島等、結構有名で、多くの観光客が訪れる。だが御蔵島だけはそうした流れから完全に取り残されていた。
あまりに急峻な地形と、人を寄せ付けない断崖に囲まれた海岸が人々の接近を拒んできたからだ。

そんな悪条件も、戦争という国家の大事件の前には取るに足らないモノで、大東亜戦争末期には本土防衛のため、高射砲陣地が築かれた事があるそうだ。
先に紹介した民宿鉄砲場のサイトから鉄砲場日記をたどり、1月19日の日記を見て貰いたい。

実は縁有って、子供の頃この場所を探検した事がある。
戦後四半世紀が過ぎた頃だから、昭和の45年前後だったはずだ。
当時の御蔵島は東京都とは言え、秘境中の秘境と言って良く、増しては島の裏側にあるその場所は地元の人でも滅多に足を踏み入れない所だった。
旧海軍の秘密基地があると聞き、拳銃や大砲が残っているかも知れないと子供心に胸を弾ませ、探検に出かけた。

子供の足とは言え、3,4時間もかけてたどり着いたそこは、他に足を踏み入れる人もなく、鬱蒼としたジャングルの中に塹壕が張り巡らされ、幾つかの小部屋のような跡や、高射砲の台座が落ち葉に埋もれるように残っていた。ひょっとしたら、拳銃でも落ちているかも知れない。高まる期待にワクワクしながら周りを探し回ったが、それらしいモノはこれぽっちも有りはしなかった。

ガッカリしながら帰ってくると、村のお爺さんが「お前等、どこへ行ってきた。」と聞いてくる。余所者に厳しい訳ではなく、どうやら挨拶のようだ。
お爺さんに、訳を話すと一笑に付されてしまった。

お爺さんの話によると、戦争末期、飛来するB29に対応するため、確かにその場所に秘密基地が築かれ、準備が進んでいたが、基地が完成する前に敗北し、結局使われる事は無かったそうだ。
日本が降伏した後、直ぐにアメリカ軍がやって来て、全ての武器を接収し、目前の太平洋に投棄した為、何も残っていないのが当然との事。弾の1発位は残っているのではと重ねて聞くと、米軍はリストを持っており、全て付き合わせて根こそぎ持っていったと笑われた。そう言えば、家宝の銘刀を米軍に奪われたくないと言って、苦労して折って捨てたと言う話も聞いたっけ。
もう35年位前の話だが、子供心に強く印象として残っているのは、御蔵島のような辺境の地にも、敗戦による武装解除が厳密に行われるし、日本軍は全ての武器や弾薬の管理を戦争末期の為す術無い状況下に於いてさえ、きっちり管理していたと言う事だった。

アーロン収容所この本でも出てきたと思うが、前線に武器弾薬が滞っても、本部にはきっちり管理された武器弾薬があり、そうしたモノがもっと円滑に流れていれば、もっと違った展開になったと思う。
それはともかく、敗戦の間際まで、日本軍という巨大なお役所はその機能を全うし続け、戦争に勝つ事よりも兵器の過不足に心を砕いて居たことが、話としてだけでなく、自分の経験からも裏打ちされるわけだ。

だからこそ、中国に於ける遺棄化学兵器の件は最初から中国側の国家的詐欺としか思えない。
文明国である日本やアメリカは契約によって全てが進められ、横流しや着服がやりにくい仕組みが出来上がっている。
戦後六十余年が過ぎた現在に於いてさえ、庶民から官僚に至るまで、汚職や賄賂が横行する中国と根本的に違う事を強く意識しなくては成らない。
弾丸の一発でさえケチり、三八式歩兵銃を最後まで使い続けた我が日本軍が、数十万発の化学兵器をそのまま放置することは絶対にあり得ない。

日本との戦争が終わった後でも、国内が内乱状態だった中国では、自国民同士の殺し合いの為に、日本軍から接収した武器は、共産党、国民党を問わず、喉から手が出るほど欲しかったはずだし、或いは目端の利く商人が元手の要らない仕入先として、虎視眈々と狙っていたかもしれない。
そうした状況の中、日本軍の消滅で軍規が緩み、兵器を横流しして私腹を肥やした人間が、日本軍の上層部に居なかったとは断言できない。
この点が、国内で米軍相手に武装解除した御蔵島の場合と、国外で中国相手に行った状況では事情が分かれる所かもしれない。
それを差し引いて、かつ一部日本軍内部に不心得者が居たとしても、武器弾薬の管理帳簿など膨大な資料が存在し、全部を偽装したりするのは不可能なはず。

くっくりさんのブログで紹介されていた
正論6月号のスクープは本物の可能性が高い。

この事は例えば、海軍の主計大尉だった中曽根元総理など、身に染みて解っているはず。
彼等のような立場の人間は洗いざらい真実を告白してから冥土に旅立って貰いたい。個人が終戦時の混乱に紛れて行った多少の犯罪は免責されるとして、中国が現在日本に対して行っている莫大な「架空請求詐欺」は断固として阻止する必要があり、彼等のような立場に在った人間は重要な鍵を握っている。

毒ガス兵器処理をトントン拍子に決めてしまった裏側には、中曽根元総理の様な実力者が、どさくさに紛れ、正式な武装解除の他に私服を肥やす事実があったと言うアルパカの推論はあながちそう的外れでは無いのかもしれない。
もし、このブログを読んだ方で、中国方面に出征した80歳以上のお爺さんと接触できる方は、是非当時の経験を聞き出し、記録に留めて貰いたい。そうすることが武器を使わず、血を流す事もない、一つの自衛戦争になる。

長いエントリーを読んでくださってありがとう。
もっと暖めて理路整然とした文章を書ければよいのだがorz


アルパカが年バレ覚悟で言いたかったこと。

日本軍の資材管理は徹底しており、終戦当時まで破綻していなかった。

物資の流れは、弾丸1発に至るまで全て文書で把握され、数十万発に及ぶ毒ガス兵器が遺棄されたと言うのは考えられない。引き渡された兵器の管理責任は相手国側にあって、後始末に我が国が関与することは、法的にも道義的責任もない。

にもかかわらず、簡単に中国への援助が決まった裏には、戦中戦後を通し有力な立場に居る人間が、軍規違反の事実を隠すために暗躍したのではないかという疑惑が残る。

80代前後の当時を知る人間は、過去の罪も含め洗いざらい明らかにする必要があり、そうすることが、戦友の慰霊と自らの贖罪に繋がるはずだ。

 






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最終更新日  2007年10月17日 22時32分29秒
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