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アルパカ日記

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2006年07月23日
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カテゴリ:サッカー
超一流のゴールキーパーに聞いてみたいが、地上スレスレ、ゴール隅に飛んでくるシュートは対処し辛いのではないだろうか?

復帰が待ち望まれていた浦和、田中達也選手の復帰第一号は素晴らしいシュートだった。
先のW杯でも、イタリア、ザンブロッタ選手が決めたようなシュートを見るたび、「凄い!プロの技!」と惚れ惚れする。

妙技を見せて貰ってこそのプロスポーツ。
今後の田中選手の活躍に期待が高まる。

田中選手は小柄だと言われるが、30年前、日本人男性の平均身長は彼と同じ、それから日本人の身長は伸び続け、今では170cmを超えたくらい。
大柄な選手達に囲まれると見劣りするが、極平均的な日本人と言える。
身長が絶対視されるバレーやバスケと違い、総合的な運動能力が必要なサッカー選手にとって調和が取れているのは175cm内外では無いだろうか?

海外にいる平山選手のように190cmを超す選手も居るのだろうが、どうも動きが鈍いように思われる。
ジーコが寵愛した鈴木選手も、頑丈さと背の高さ以外に取り柄が思い出せない。

E=mv^2という物理方程式を持ち出すまでもなく、小柄で体重が軽ければ、加速減速が大きな選手よりも有利に働く。
出足の一歩、急な方向転換で大きな選手を振り切るやり方が、我々日本人に適して居ると常々思っていた。

日本人の体格が良くなったと言え、平山選手が外国では目立たないよう、大柄な選手を集め、いわば同じ土俵で戦うのは少し無理がある。

それならば、今持っている長所を最大限生かそうとするオシム監督の狙いは理にかなった話で、大いに期待出来る。

日本人全体の傾向と思えるのだが、サッカーに限らず、何事も総花的になり易い。
アレもコレもと盛り込み過ぎて、虻蜂取らずの事例が如何に多いか考えると分かり易い。
全ての機能を取り払い、音楽再生のみを目指したウォークマンのようなプロジェクトが非常に希なのも逆の意味で証明になるだろう。

プロ選手だからと言って、全てに突出した選手を望むのは無理というモノ、ならばどれを優先させるかという話で、オシム監督の目に、日本人選手がどう映っているのか、彼の考える長所が何処なのか興味は尽きない。

田中選手の長所は幾つもあるが、中でも持ち味は、時に自分を殺し、相手を立てる事が自然に出来る所にある。
自己主張の塊のような(特に外国人)FWの選手には滅多に見られないタイプと言える。

「ここに欲しい」と思ったところにパス出しする、あるいは自分で決める、お互い相手の心を読み行動する「思いやり」は日本人特有の性質だと思っている。
長所と見るか、馴れ合いのマイナス要因と見えるのか?

先の代表はチームがバラバラだったと言う。
元々、我々日本人は自己を主張し、周りと摩擦を生む事を嫌う。
世界基準を身に付けた選手とそうでない選手では考え方が異なるのは自然の流れだった。

サッカーの世界標準を取り入れるのか?日本の基準で戦うか?今は端境期に有ると言って良いのではないか。
そうしたアンバランスにある時期に、道筋を示す役割を監督も選手も果たせなかった事が大きな失敗だったと思う。

古いタイプのアルパカはやはり、日本の和の心を前面に押し出し、お互いをカバーし合うスタイルが適していると思っている。
小柄な体を生かした俊敏さと、相手の心を先読みする思いやりの精神で、判断の時間を限りなく短縮すれば、弱点を補い、日本人独自のサッカーが見えてくるはず。
それを体現しているのが田中選手だと思うのだが、さて、素人アルパカとオシムの見立てはどれくらい違うのだろうか?





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最終更新日  2006年07月23日 23時58分45秒
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