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CHINA QUEST*中国にはまったOL⇒女性社長の人生修行

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2008/03/20
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テーマ:海外生活(7787)
カテゴリ:中国駐在お仕事


形だけは何とかできてきた中国現地企業管理。

それでも月に2回は、誰がオカシイ、彼がオカシイ、と


チ ク リ (密告)


がありました。


チクリメンバー(^^;)は大体決まっています。


白タク運転手、トラック運転手、財務の周、出向中の彭
くらいでしたかね。

社内のややこしい人間関係から外れている人達です。


私と二人の時に急に小声になって


「アコ小姐、我給NI講...(~~) (アコ小姐、言っとくわ...) 


と深刻な顔で切り出してきます。



具体的な内容は:

1)ダンボール1箱の荷物なのに何故かトラックを呼んでいる。
(白タク運転手より)

2)何も問題のない品物を何故かメッキのやり直しに出している。
(トラック運転手より)

3)生産部の●が、何故か1箱20元のタバコを吸っている。
(トラック運転手より)

4)技術部の■が、毎夜掛け率の大きいマージャンをやって
皆から金を借りているようだ。
(トラック運転手より)

5)副資材費用が何故か、以前より上がっている。
(財務の周より)

6)ヨウ小姐がリベートをもらっている話しを聞いた。
(仕入先出向中の彭より)


他多数。



2)のメッキの時には、


不良品かどうか(運転手のあなたには)分からないのでは?

と問うと、ちゃんと証拠サンプルを用意していて(!)


「1個取ってきた。これを証拠に(小声)」


と私に渡す。

こっそりカバンに入れて持って帰って見たら、一部わずかに
メッキ層がはがれていて、社内基準ではアウトだったので
この疑惑は流れました。

しかし。

問題のない品物をメッキ屋に持っていって
一体どんな不正ができるのか分からなかったのですが
運転手曰く、


問題ない品物を再加工に出す。
 ↓
加工屋は、再加工せず会社に品物を返す。
 ↓
ただし再加工したものとして加工賃の請求書は起こす。
 ↓
加工賃の一部を担当者にリベートとして渡す。


こんな手口だと。


全く色んな事を考えるもんだと、感心するやら呆れるやら。

受け取った証拠サンプルは私の部屋の中に溜まっていきました。
(何にも使えないタダの鉄の塊だが、返すに返せない)


在庫管理からは数が減っている事で特に報告はありませんでした。
元々、在庫管理できてないから減ってても分からない。
若しくは調べずに適当に処理しているのです(悲)



密告が来る度に内心、


またかよ・・・(疲)


と思いつつも


「どうしたの?」
「・・・ええっ!?(驚)」
「それでそれで??」
「まぁ~・・・(呆)」


と相槌を打って、最後は


「謝謝~こんな重要な事を教えてくれて。
本当に有難う~。すぐに本社に連絡しておくから~」


で締めていました。


例えどんな情報でも彼らの行為には感謝の意を表しておく。


話しが来た時に
「社内の人間をそんな風に言うなんて!」等と
頭から否定するような事は絶対にしませんでした。

そんな事をすれば次から情報は入ってこなくなります。

我々は日本人。
中国人の事は、中国人にしか見えない事もあるでしょう。

また日本と違って、密告を奨励するお国柄です。
ある意味、彼らにとっては当たり前の行為だろうと
考えました。


報酬などを渡した事は一度もありません。

チクリメンバーの意図が正義感なのか憂さ晴らしなのか
何なのかは分かりませんでしたが、彼らには利益のない話
ばかりでしたので取り敢えず全て聞くようにしていました。


かと言って頭から信用はしませんでした。

裏が取れなければ、その情報はただの噂、です。

これらの話は殆どが四人組(大川さんヒイキの社員)に関する
不正利益の話だったので、大川さんや竹山さんには相談しませんでした。


殆どは自分の胸にしまっておいて。

余程確証の高い場合のみ、若しくは管理改善のキッカケになる
話のみ、本社の信用できる人へ話していました。

(密告例(1)の話からトラック配車要請は荷物の大きさや重さも
申告させるようになった)



こんな環境で密告を受けていると一体どうなるでしょうか?



誰も信じられなくなります。



社員は勿論、大川さんや竹山さんもアテにできない。

同じ会社の仲間なのに、まるで全て敵のよう。



信じたい・・・><;


でも信じられない。(~~;


いや、信じてはいけない。(--)



誰を見ても「白アリ」に見えてくる。



社内では、普通にニコヤカに振舞っていました。
でも心の中は、不信感と孤独感で一杯。


いっそ。

もっと気楽に、何も考えず、給料だけ貰ってればいいじゃない・・・



心の調整。

一度やってみましたが、すぐに止めました。

自己嫌悪で、却って気分が悪かったからです。


お気楽勤務ができないなら、仕方ありません。



自分が信じるように、やるしかないと考えました。



つづく。



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自分で自分を追い詰めていた気もしますが、でも却って「負けてたまるか」と
踏ん張れた気がします。こんなのが、いいのか悪いのか分かりませんが。


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最終更新日  2008/03/23 12:30:21 AM
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