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カテゴリ:結核・呼吸器・COPD・めまい・喫煙
本当は怖い家庭の医学(診察日:2月24日 )
健康に悪いとわかっているのに止められないタバコ。 2006年 WHO世界保健機構 研究者が 喫煙の害に関する衝撃的なデータを発表した。 「2015年には10人に1人がたばこで死亡する」 タバコが引き起こす病 肺ガン、心筋梗塞などで 死亡する割合が10人に1人という数にまで膨れ上がるという。 それでも止められない喫煙。 一体人はなぜ禁煙できないのか? 意志が弱いと思われがちですが 実は最近 脳のあるメカニズムに 禁煙できない理由が隠されていることがわかった。 喫煙指数でわかる肺の色 喫煙指数=1日のタバコの本数×年数 喫煙指数が高ければ高いほど 肺の色は黒く変色してしまう。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 『本当は怖いタバコを吸う言い訳~煙にまかれた人生~』 T・Yさん(男性)/50歳 会社員 大手メーカーの営業部長、T・Yさんは、喫煙歴30年の愛煙家。 咳や痰が出るのは長年の喫煙のせいと自覚し、内心では禁煙したいと思っていました。 しかし、タバコを1本吸うだけで仕事に集中できるため、なかなか止められません。 そんなある日、出張先のホテルが全面禁煙 路上に出ても喫煙禁止の看板。 慣れない街で 喫煙する場所を探して放浪するはめに… ついに禁煙を決意 徹底的に禁煙の準備を始めた。 しかし禁煙初日 ガムでなんとか我慢。 禁煙2日目 禁断症状でイライラが募る。思うのはタバコのことばかり。 禁煙3日目 最大のピンチお酒の席で…吸ってしまい結局三日坊主に… 何かと言い訳をしては、再びタバコを吸うようになってしました。 5年後、風邪をひいたにも関わらず、大事な営業があったため 無理を押して出社したものの、突然、呼吸困難に襲われます。 救急車で病院に運ばれ検査 肺の4分の1が壊れていることが判明した。 (1)呼吸困難 病名 ⇒ COPD(慢性閉塞性肺疾患) <なぜ、喫煙からCOPDに?> 「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」とは、主に喫煙が原因で 気管支や肺の組織が壊れ、肺が膨らんだまま動かなくなってしまう病。 現在、年間40万人もの人がこの病を発していますが、 実は潜在的な患者数は、その10倍以上、530万人と考えられ、 年々増加の一途をたどっているのです。 しかも患者の95%が喫煙者。 喫煙者の4人に1人は、COPDになると考えられています。 T・Yさんの場合も喫煙が原因でした。 では一体、なぜタバコを止める事ができなかったのでしょうか? その原因は、意思が弱いという問題だけではなく、 実はタバコと脳との密接な関係にあったのです。 そもそも私達の脳は、ドーパミンやノルアドレナリン等といった 神経伝達物質を日常的に放出しています。 これらの物質には、幸せを感じたり、緊張を取り除くといった働きがあり、 これにより普段、平静を保つことができています。 ところが一旦喫煙すると、ニコチンが毛細血管の中に侵入して脳に到達。 すると、ニコチンが脳に代わって神経伝達物質を放出する命令を出してしまうのです。 これを繰り返すことで、次第に脳は喫煙をしないと、 神経伝達物質を出さなくなってしまいます。 脳自体がニコチンを求め続けてしまうのです。 こうなると、一旦禁煙をしようとしても、 ドーパミンなどが分泌されない脳は不安を感じ、その機能が低下。 ストレスに支配され、喫煙しないとイライラする状態に。 そしてT・Yさんは、酒の席で禁を解いてしまいます。 そう、この状態こそがニコチン依存症。 喫煙を止めようとしても神経伝達物質が不足している脳の指令により、 ついついタバコを吸ってしまうのです。 つまり脳がニコチンに大きく依存してしまっているのです。 では、この喫煙によって変化してしまった脳は、 もう元に戻らないのでしょうか? 実は2週間ほどニコチンを断てば、脳は喫煙する前と同じ量の 神経伝達物質を分泌するようになると言われています。 だからこそ、禁煙をすると2週間はしっかり様子を見ることが大切なのです。 あなたはタバコをすっていませんか? 咳が出たり息切れがしたりしていませんか? そして何より 言い訳を並べ 喫煙を続けようと考えていませんか? メディカル・ホラーチェック「マッチ吹きテスト」 口を大きく開けた状態で息を吐き マッチの火を消せるかで肺の状態がわかる。 「年代別マッチ吹き測定距離」 20代 男性32.2 女性27.4 30代 男性31.5 女性26.5 40代 男性30.5 女性25.5 50代 男性29.4 女性24.5 60代 男性28.4 女性22.8 消せなかった場合ブラックゾーン このテストは1秒間に息を吹き消せる量が年齢相応かどうかを調べている。 消せないと言うことは息を吐き出せる量が少ないため 肺の機能が衰えている可能性がある。 呼吸器内科等で精密検査を受ける。 たとえ火を消せたとしても 喫煙を続けていると確実に肺は壊れていく。 喫煙の悪影響を受けやすい大切な部分 「血管」 有害物質が血管の壁を傷つける。 その状態が続くと動脈硬化が進行し 心筋梗塞や脳梗塞など死を招く病の原因となる。 そこでもう1つのホラー検査は「血管年齢検査」 血圧脈波検査で血管の動脈硬化の度合いが年齢相応かどうか調べた。 喫煙年数が長いほど血管の状態は悪化すると考えられる。 禁煙すれば血管年齢は下がる? 血管年齢は下がることがある。 続く ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ ■楽天市場で「禁煙」で探す ■楽天「電子タバコ」で検索 ■楽天「ニコレット」で検索 ■楽天「シガノンCQ1」で検索 シガノンCQ1は大正製薬で発売しているパッチタイプの禁煙補助剤です。 http://ciganon.jp/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.02.28 20:45:35
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