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カテゴリ:健康
世界一受けたい授業(2010/7/17放送)より
あなたの知っている治療法はもう古い? 不可能を可能にする最新医療2010 ハイテクがどんどん進んでいる中で いろいろな手術とか治療法が始まっていて たくさんの患者が治るような世界になってきている。 最新医療の問題 人の犬歯は体の一部になります 一体どこでしょうか? 正解は 目の一部「角膜」 2000年に失明したアメリカのSさん 一般的な角膜移植や人口角膜の治療で拒絶反応があった そこで用いられたのがSさんの犬歯 周囲の骨ごと取り出し 光学レンズをはめ込む 体に定着しやすくするため一度 頬に移植 歯は細胞がつきやすいため2ヶ月後 細胞が歯とレンズの周りを覆い尽くす こうして出来上がった人口角膜を目に移植 体になじませ 感染などを予防するため自分の細胞で包み込む この移植により術後1ヶ月で新聞も読めるようになった ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 皮膚を印刷して火傷を治療 「バイオプリンティング」という技術 レーザーで患部をスキャンし火傷の深さや大きさを割り出す 皮膚の一部を切り取り 細胞の数を増やす その細胞をプリンターに似た機械にセットして 細胞を吹き付けて皮膚を治療する 浅い傷を治せるという段階ですが 更なる効果が期待され 研究が続けられている ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 自分で体内を泳ぐ胃カメラ これまでのカプセル内視鏡は 飲み込んだ食べ物と同じように カラダの中を流れていくため 停止して患部の観察ができなかった そこで泳ぐ胃カメラの実験が行われている ジョイスティックで自在に操ることのできるカプセル内視鏡 錠剤タイプのカプセル内視鏡を飲み込むだけで 超小型カメラにより消化管の映像を 体外に無線送信できるので負担は軽くなる ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ さらにミクロの血管の中で泳ぐ治療ロボ 直径1ミリ長さ5ミリのロボット 磁力を持つ物質で作られている そのため手術台を囲む機械に磁力などを通すことで移動させることができる この研究が進めばロボットが 詰まった血管を通してくれる時代がやってくるとまで言われている ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 小さなお菓子もつまめるバイオニックフィンガー 事故などで指を失った方のための自在に動く人口の手 指を動かそうとする脳からの電気信号で これまでの義手ではできなかった小さなものをつまむ作業も可能になった ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 医者不足を解消する驚きのロボット これまで遠隔操作により手術は行われていましたが 病院で多くの人と巨大なシステムが必要だった しかし医師がたった一人で遠隔操作の手術ができる車を開発 しかも看護士をまったく必要としないスーパーマシン これにより多くのスタッフが必要だった手術が 医師がたった一人できるようになる ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 舌を動かすだけで操作ができる車椅子が登場 事故などにより脊髄損傷で手足が不自由な方でも 舌の中にセットした米粒大の磁石センサーにより 舌の動きを感知して車椅子を操作する研究が進んでいる 失ったカラダの一部を再生させる再生医療 最前線の研究とは? 「受精卵の細胞から心臓ができる」 かえるの受精卵から細胞を取り出して心臓を作ることができた 細胞から再生された腎臓は中に尿の通り道である尿細管が見える それは両生類の細胞だが 哺乳類の細胞からもできつつある 人の細胞から臓器ができる!? ips細胞 皮膚の細胞を遺伝子操作することで何にでもなる可能性を秘めた細胞のこと ips細胞は大人の細胞から初期の細胞にも戻すという画期的な技術 そのips細胞からできたのが人口の腸 よくみると排泄のような動きをする このようなものがips細胞からできるようになった さらにはまだ研究段階だが人口の心臓細胞も作ることができた ips細胞を利用して全ての臓器を作ることができるようになると言われている 切手サイズの皮膚が2週間で30倍になる! これまで大きな火傷をした場合 皮膚を持ってきて貼るという治療が行われてきた しかし全身の50%を超える火傷の場合 自分の体から移植する皮膚が足りなくなって 命を救うことができなかった そこで登場したのが培養皮膚 切手1枚分の皮膚を2週間で葉書の大きさに培養できる これによって今まで救えなかった命を救うことができるようになった マウスの細胞から人の指ができた!? マウスの皮膚細胞をコラーゲンと混ぜ合わせた液体を 指の形をした袋に入れておくと 指の形のまま一体化していく 一見 指みたいに見えているが長時間経つと 細胞の密度が高くなって酸素と栄養分が入っていけないと 中から細胞が死んでしまう 大きい組織を作るためには中に血管を作って 細胞に酸素と栄養を行き渡らせると大きな組織ができる 皮膚のように薄いものはできるが 大きいもの厚いものを作るというのは人類の最先端での挑戦 そういうものが作られ始めている 細胞シート 片面がのりになっているので移植できるし 重ねていくことによって組織を作っていくことができる 細胞シートが実際に使われた例 食道がんを内視鏡で取り除く手術 手術のあと大きな傷口をそのまま放っておくと 炎症が起きて食道が細くなる そこで口の細胞を2ミリほど取って大きな細胞シートを作る その細胞シートを癌が取り除かれた部分に貼り付ける 食道が細くなることもなく綺麗に早く完治する もうこれは東京女子医大では人でやり始めている 細胞シートで心臓まで作れる? 血管を入れながら厚くしていく技術ができ始めている 細胞シートで心臓の筋肉が作られる時代になってきた 将来はMRIの画像のように 心臓を輪切りにした細胞シートをつくり 途中に血管を入れ込みながら何重にも重ねていくことで 心臓や肝臓といった臓器をまるごと作ることができる お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.07.24 20:01:13
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