深いい話(2012/10/21放送)より
アナタを守る!身近な危険回避法SP
日常に潜む危険生物
公園にもいる 恐怖のマダニ
山口の女性 新種ウィルスで ダニ媒介 感染死
その勢いはとどまらず9月には18人目の犠牲者が確認された
そして秋本番 幼虫の数が最も増えるこの季節
さらなるマダニの危険が迫っている
マダニは身近な公園や河川敷の草むらに潜み私たちに乗り移る
頭を皮膚の中に突っ込むようにして咬みつく
ほとんど痛みを感じさせないため
気づかなければ約1週間 血を吸い続ける
その時 マダニ唾液とともに人間の体内に侵入するのが
SFTSウィルス
潜伏期間 6~14日程度
発症すると頭痛や発熱 下痢などにみまわれる
そして信じがたい症状が・・・
歯茎・胃・腸など全身の内臓のいたる所で出血が始まる
この段階はかなり危険な状態
その後 最悪の場合 死に至る
もし万が一 マダニに咬まれていた場合は
無理に引き抜かず 病院で処置することが重要
また回避法として自然の中に出かける時は 肌の露出をさける
帰宅後 洋服をはたき払い落とす
そしてできるだけ早くシャワーを浴びて全身を洗い流す
虫除けスプレーは効果ある?
すごく効く
事前に虫除けスプレーを衣類や靴にかける
日常に潜む危険生物
犬や猫から感染する怖い菌
犬からの感染症による悲劇が起きた
カプノサイトファーガ・カニモルサス感染症
日本国内でもこれまでに8名が死亡している恐ろしい病気
その日 クリスティンさん(49歳)は
愛犬 バスター君と遊んでいた
その時 手に軽い咬み傷を負った
「これくらいなら大丈夫ね」
この時 犬の口の中にいる細菌が傷口から侵入
3日後 頭痛や発熱 倦怠感 吐き気などの症状があらわれる
「風邪かしら?」
体内ではカオウノサイトファーガ菌が
急激な勢いで増殖し全身に広がっていく
そして深夜 意識を失う
病院に運ばれ昏睡状態
症状は悪化
手足の血管がつまり細胞が死んでいく
壊疽と呼ばれる状態に陥る
発症から6週間後 命をとりとめたものの
左手と両足を失った
この感染症の恐いのは症状が悪化するスピードが非常に早いこと
「この程度の傷なら大丈夫」と自分で勝手に思い込まない
そのまま放って置くことが一番危険
カプサイトファーガ菌は犬の口の中だけでなく
猫の口の中にも存在する
咬まれたり 引っかかれたりして体調の異変を感じたら
すぐに病院で治療を受けることが重要
回避法などとしては
キスをするなどの過度のふれあいは控えめにする
ペットに触れたら手を洗うことが大切
続く