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カテゴリ:左右バランス・身体歪み・骨盤・腰・ひざ
予約殺到 スゴ腕の専門外来スペシャル(2014/3/27放送)より
多くの人を悩ませ続ける腰痛 実はある専門外来でこれまでの常識を覆す 画期的な腰痛治療が行われているという 東京都・豊島区 望クリニック 院内にベットが2台あるだけのこじんまりとしたクリニックだが 北海道・長崎・沖縄・・・全国から患者が押し寄せる 中にはマレーシア 海外からも・・・ 人気の秘密を整形外科医の院長に聞いた 「まだまだできる人が少ない治療法だから このように遠くから来る患者さんも多いんです」 行える人はごくわずかだという画期的な治療法とは? 治療の一部始終に密着 腰痛歴30年 54歳の女性Kさん まず徹底的な問診で患者の状態を調べる 今では仕事に支障をきたすほど悪化している 「バレエ教室の先生をしているが立っているだけで痛い 何か熱いものに押されているような感じで痛みが続いていて 跳べない ジャンプができない」 何よりも柔軟性が求められる職業だが 腰の痛みによって後ろに反れない 整形外科に行かれましたか? 「はい 整形外科に行って 第4腰椎すべり症と診断されました」 その時に撮影されたレントゲン写真をみると 腰椎の1つが不自然に飛び出している これは腰痛の大きな原因といわれる腰椎すべり症の典型的な画像 「先生からは手術を薦められました」 突然 先生の表情が変わった 「整形外科の先生によっては手術して元に戻しましょう 狭くなった所を削りましょう という話になったと思いますけど そういう手術をしても良くならない方がけっこういるんです」と先生 実は先生は整形外科医でありながら 腰の手術を薦めない治療方針を貫いている その驚くべき理由とは? 腰痛の原因として多いのは 椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・腰椎すべり症 この3つが多いと言われているがこれは全くの大誤解 椎間板ヘルニア 腰椎の軟骨が突き出している 脊柱管狭窄症 神経の通る管が狭くなる 腰椎すべり症 腰椎がずれてしまう 先生いわく 腰痛の原因と言われてきたこれらは 多くの場合 腰痛とは無関係だという ある患者さんの場合 脊柱管狭窄症で手術したが 狭窄は改善したが 腰痛は治らなかった 一方 別の患者さんの場合 狭窄を放置したが腰痛は治った このデータから導き出されることは 画像に写る椎間板ヘルニアとか脊柱管狭窄症とか 腰椎すべり症は多くの場合 腰痛の原因ではないことが多い 手術⇒腰痛が治らない 放置⇒腰痛が治った 関連性に疑問が! では本当の腰痛の原因はどこにあるのか? 腰痛の大部分の原因は「仙腸関節」にあると思っている と先生 仙腸関節 体の真ん中 骨盤にある関節 腸骨と仙骨の間にあるみぞが仙腸関節 上半身と下半身をつなぐ仙腸関節は 2ミリ程度わずかに動くことで骨や筋肉にかかる衝撃を吸収している 転んだり疲れがたまったりすると 仙腸関節がねじれて動かなくなることがある こういう状態を仙腸関節の機能障害 これが腰痛の原因 腰痛発生のメカニズム 仙腸関節に機能障害⇒筋肉の異常収縮⇒痛み・しびれ このクリニックにくる患者の90%が 仙腸関節の機能障害からくる腰痛 腰痛を治すには手術ではなく 仙腸関節の機能障害の改善 ではその方法とは? 問診後 Kさんを診察台に寝かせて 足を持ち上げて仙腸関節の動きの検査 「50度くらいだね」 仙腸関節の機能障害の可能性大 治療開始 仙腸関節が動くように関節の中の動きを良くする 先生はKさんの腰の部分に手を当てる 一見するとマッサージのようだが よくみると非常に優しい力で何やら繊細な動きをしている 「痛くないですか? 仙骨と腸骨の上の方を広げるようにします」 「今度は下の方を広げるようにします」 「Kさんの仙腸関節は硬いです 炎症を起こして動きが悪い」 5分後 「少し動きが出てきました これがわるようになるまでが大変なんですよ」 10分後 先生がKさんの足を持ち上げると 足がぐっと上がったー 治療前の50度とは雲泥の差 仙腸関節が正常な動きを取り戻したことで 足の稼動域が改善 いったいどんな魔法を使ったのか? 「AKA博田法(はかたほう)なんです」 AKAとは Arthrokinematic Approach 日本語で関節運動学的アプローチ 腰痛の原因が関節障害にあると考え その動きを改善することで腰痛を治療する方法 1ミリ2ミリの動きを自分で感じながら治療する方法ですから なかなかできない 仙骨と腸骨に指をかけミリ単位で関節のすき間を押し広げる 仙腸関節を滑らせるように動かし正常な動きを取り戻す 手で仙腸関節が動くようにする 関節の異常な緊張が取れ 筋肉の収縮が緩んで楽になる 腰痛歴30年にKさんの腰の痛みはどうなったのか? 「軽いです 全然 楽になった 終わった瞬間に え?こんなに違うんですか?」 後ろに反ってみると 治療前と比べその差は歴然 バレエのジャンプができるように 「心が晴れました」とKさん 続いてやってきたのは重度の腰痛に悩む患者さん Sさん56歳男性 「3年前に朝起きようと思ったら 急に背中が痛くなって動けなくなった 近くの整形外科に行ってレントゲンとMRIを撮ったら 椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症だと言われた」 治療開始 先生はいつもと変わらず仙腸関節をいじり始めた 「硬いですね」 15分後 「どうですか?」と先生 「だいぶ軽くなりました」とSさん 激痛でほとんどできなかった寝返りができるようになった 「椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症が 腰痛の原因でないことがわかりましたね?」先生 腰痛の救世主といわれたこの治療法が生まれたのは今から35年前 リハビリ専門医の博田節夫先生が開発し 効果の高さから当時は大きな話題になった しかし あまりにも難しい技術で 先生は習得するのに25年から30年かかっているそうだ それでもまだまだだという あまりにも難しい治療法だったため取り組む医師も限られていた AKAの習得法も完成されたので 最近はAKAをやりたいというドクターも増えてきている どこでこの治療を受けられるのか? 日本AKA-博田法医学学会 技術を習得した医師が約40人在籍している これから増えてくると思います 腰痛の診断と治療を兼ねて腰痛治療の入り口として AKA-博田法はどうしても必要 手術をする前にぜひ一度やってみて欲しい KKAをやってみても腰痛が治らなかったら手術を考えてみては・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.06.24 20:17:17
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