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2007.03.28
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ここのところジムニーや4駆話題が続いたのでたまには今日この頃の日記
最近の世間のニュースではなんともいえぬ寂しいニュースが続く。
私は子供の頃より長い歴史があるものが幕を閉じる。というニュースに
なんともいえぬ寂寥感を感じる。

70年間続いた映画館がついに今月で終了するという話。
あるいはロバート・キャパや、土門 拳といった数々の有名カメラマンを
世に送り出したアメリカの写真週刊誌「LIFE」も来月70余年の歴史に幕を閉じる。
昨日からこの幕を閉じるという単語が多く、三洋電機も60年の世襲に幕だそうだ。
身近な例でも長年つきあいのあった業者さんから「3月の決算期で自主廃業します。」との案内が相次いだ。

また訃報も多い。とくにここのところ好きだった作家や俳優も亡くなった。
昨年亡くなった吉村昭さん(私は大ファンでかなり読んでいます)に続くように城山三郎さんが亡くなった。
「総会屋錦城」はじめなぜか子供の頃に似合わぬ本を読んだ記憶がある。
城山さんの本は、吉村さんの作品ほど読んでいないが、亡くなる直前に私が購入した本が倉敷の実業家・大原孫三郎さんの生涯を描いた作品わしの眼は十年先が見えるを買った矢先であった。

そして今朝はいきなり植木等さんの訃報。
これもなにかの偶然だが昨年の冬から今年にかけて私と我が家では植木等の
全くの偶然だが、弊社スタッフ五十嵐から薦められたのがこれ↓


 日本一のゴマすり男

タイトルを彼が覚えていなかったのでこの作品にたどりつくまでに
結局ほとんど昨年は見てしまったので昨年の12月末の私の個人日記には
こう書いてあった。

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まあ個人的に大ヒットなのは植木等
名前もひとしで同じだし、青島都知事と同じAB型なところまで同じで妙に親近感。
もっとも印象的だったのは
1965年作品の「日本一のゴマすり男」であった。

主人公の中等は後藤又自動車の新入社員
この後藤又自動車はヤナセの当時の本社で撮影されたらしく
登場する車が当時新車なのでとにかくため息が出る。
もちろん内容も抜群に面白い。
このまま日本全国でロードショーすれば必ずウケるのでは
ないかと思えるほど中身が濃い。

DVDでは付録映像で現在のヤナセの同じ場所から当時の姿そのままの
場所からのロケ地探訪オマケ映像もあり見応えたっぷりである。

どうやらマイブームを見透かしたかのように
今度はタカラトミーからGOLDENSTAR ゴ-ルデンスタア
日本一の無責任男 植木 等 というフィギュアが登場するらしい。
ううむ。しかし人形はなあ・・
1/6スケールの後藤又自動車とかを再現したくなりますねえ。


タカラトミー GOLDEN☆STAR ゴールデンスタア 日本一の無責任男 植木 等【4月予約】

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散々テレビでは植木等さんの映画作品を報道していたが
恐らく若いレポーターは一度も映画を見たことがないかと思う。
ぜひこの機会に「日本一のゴマすり男」を見て欲しい。

特に車はこの当時の新車がバンバンでてくる(あたりまえだが)
車好きも楽しめる最高の日本映画だ。

最後に少し前に作家・五木寛之さんの講演会で聞いた話を紹介しておく。

人は生きていると、ある年齢からどこからともなくさみしいような感覚になる。
それを暗愁と呼び、古来からその状況を受け入れていたそうだ。
簡単にこの話しをここに書くことはできないので下記の五木寛之さんの
著書に詳しく書かれている。



元気

長い歴史に幕を閉じた映画館、雑誌、あるいはそれに関わった人々。
本当に長い間お疲れ様でした。
偉大なる作品や思い出、そして感動はたとえ建物や媒体はなくなっても
深く人々の記憶に生き続けるでしょう。





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Last updated  2007.03.28 20:14:23



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