6572408 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2007.10.30
XML
時間が空いてしまったが、東京モーターショーレポートの続きである。
突然だが、昨日のブログ稲妻フェスティバルレポートの表記「ですます調」とかわって再び「である調」でお届けしたいのである。
どうでもいい話だが、どうもですます調で書くとやさしい感じになってしまい、もっとこういうクルマを出して欲しい!という欲求や熱意を盛り上げるにはこの「である調」で書いた方が、書き手も盛り上がるし、タイプ速度も速い気がする。

今回は事前に東京モーターショーガイドブックを買って予習してからブースを訪れたので、予想通り期待して行ったクルマがやはり良かった。今回目的の2台のうち、もう一台がダイハツ『MUD MASTER-C』である。

DAIHATU1

 ダイハツといえばスズキのライバル!敵ではナイカ!とスズキファンの皆様からはお叱りを受けそうだが、弊社のようなスズキ副代理店のようなお店は多くの場合スズキとダイハツと両方販売しているケースが多い。たまたまアピオは今やジムニー専門なのでダイハツは扱っていないが、古くからのアピオファンの方はご存じの通り約10年以上前には、ダイハツロッキーF-300S用のパーツを多数開発してパーツカタログまであったほどだ。
 また余談だが、私の実妹がかつてダイハツのデザイン部署に在籍していたカンケイで、ダイハツデザイナー4駆乗り(当然ながら全てはラガーもしくはロッキー)たちとよく残雪の残る八丁林道を走ったりして遊んでもらった思い出がある。その遊びカンケイで知り合ったデザイナーのN氏と第2回ロシアンラリーに出場したのが縁で、アピオに入社したわけなのでよくよく考えるといろいろな事が繋がっていたりするのである。
 話がそれたが、スズキVSダイハツというのは永遠のライバルとしてお互いにしのぎを削っているからこそ、お互いにいいクルマを作ろうと努力して切磋琢磨し、競争するのでどちらかが圧倒的に強くなり戦争がなくなってしまえば技術の進化はストップする。
 かつて空前のバイクブームと呼ばれた1980年代にはホンダVSヤマハのHY戦争と呼ばれた時期があり、負の遺産もあったとは思うが同時にあの頃の技術進化と、これでもか!と次々と登場する新車ラッシュに、ユーザーの立場として観た場合はそれはうれしく楽しい時代であった。現在の日本の2輪メーカーラインナップを観るとその時代を知る者にとっては実にさみしい限りである。
 ジムニーの対抗馬としてダイハツからも素晴らしい小型4輪駆動車が生まれてくれればうれしいと思うし。コペンのような素晴らしいクルマを生み出したダイハツならばそれが可能だと思う。そんなオフロード版SD戦争の予感を感じさせてくれるのが、この『MUD MASTER-C』だ。

ダイハツ横
MTBやオフロードバイクを載せるトランポとして、また後部のユニットを、キャンピングカーやユニック(クレーン)などの特装車などに換装するアイデアは、先日書いたスズキの「X-HEAD」同様にこのような実用車にはとても重要なコンポーネンツ、ユニット単位での流用や展開が容易な基本設計であるべきとのメッセージを受け取る事ができた。

ダイハツ足回り
 このクルマの一番の特長はハブリダクションシステムの採用である。一番上の画像を見てもらえば一目瞭然だが、ボディから下には通常の4輪駆動車などで見えてくるデフなどが見えずすっきりとしている。それもそのはず何と軽自動車ながらに最低地上高は370mmもあるのだ。
 このハブリダクションシステムはドライブシャフトのエンドよりギアを噛ませてタイヤの中心軸をオフセットする技術でウニモグやハマーなど既に市販車にも採用のシステムだが、これをわずか660ccエンジンの軽自動車コンセプトカーとして出展したところが実にエライではナイカ!

DAIHATU2
すでにこのカラーリングもパリダカなどのカミオンをイメージして作られたと思うが、やはりこれを観た人の共通の反応としてはアウターロールゲージを取り付けてさらにランプ類をルーフにつけたりとイメージが広がるのである。

菅原さんカミオン
 カミオンと言えば日本の誇るパリダカ戦士菅原さん。今日はレーシングチームスガワラの菅原としてレーシングスーツという戦う正装に身を包み凛々しい姿。松田さんも本業であるフォトグラファー姿。撮影する事は多くても撮影される側は少ないので菅原さんと松田さんのツーショット撮影。

いろんなクルマを観て、気がつくとあっという間に夕方。
最後に今回の東京モーターショー全ての出展車の中で私感としては、やはり「X-HEAD」と、『MUD MASTER-C』の2台が特に印象的であった。もし実際に販売されるとなれば真っ先に欲しいクルマだと感じたし、さらに欲を言えばこの2台を合わせたような車が出るとさらに面白いなあとも思うが、まずはいずれかが発売に近づくような多くの反響があることを願いたい。モーターショーに行かれたジムニー乗りの皆さんはどう感じただろうか?

車に乗り込んでふと気がつくと、脚の疲れを感じた。
今日は朝早くから日が暮れるまで、本格的に座ったのは昼飯時ぐらい。あとは終始歩き回り写真を撮ったり観察していた。普段デスクワークな私にはケッコウ歩き疲れたが、なんだか心地いい疲れでもある。やはり東京モーターショーという空間は、いつまでもクルマ好きバイク好きにとってはこうして子供の頃に体験したスーパーカーショーのように次々と車を眺めているだけで寝食も忘れるほどワクワクしたあの頃の夢と憧れのある空間であってほしいと願いつつ会場をあとにしたのであった。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.10.30 20:07:59
[アピオ河野社長のコラム] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.