『なぎさ』山本文緒
ぶ厚いし、開けてみたら余白ない感じだし、図書館で借りるのに勇気がいりました。一度、借りずに題名だけメモして、二度目で読もうと決心して借りました。途中まで読んで、旅に持っていきました。電車の中で、ひたすら読み続け、ラストはホテルで。冬乃さん(姉)と川崎くん(冬乃の夫、佐々井くんの職場の後輩)が交互に語る形で物語が進んでいくのだけれど、後半になると、菫さん(妹)や佐々井くんの気持ちも、理解できるようになる。読了感もよく、久しぶりに読んだ山本文緒さんを堪能できました。姉妹の確執の原因はなんなのか、あまりしゃべらない佐々井くんは、冬乃とどうなっていくのか、姉妹はわかりあえるのか…語り手は冬乃と川崎くんだけど、菫や佐々井くんの気持ちが気になりました。【楽天ブックスならいつでも送料無料】なぎさ [ 山本文緒 ]旅の一日目で読み終わってしまい、帰りの電車の中で読む本を買いたいと思ったら、目の前(鎌倉駅近く)に本屋さんが出現。じっくりと選んだ本については、また後で取り上げます。読書も旅の一部だったなぁ~行きも帰りもまったく睡魔に襲われることなく本を読んでいました。そういう旅もいいものです。