『日本の御土産』
図書館で『日本の御土産』という本を借りてきた。この本は全日空の機内誌「翼の王国」に1989年4月号から1998年5月号まで連載した『日本の御土産-Favorite Things-』というコラムをまとめたもの。1.海外へ旅行するとき、海外の友人へのお土産として、また旅先で世話になるかもしれぬ見ず知らずの人へ、そのお礼としてプレゼントできるようなモノ2.海外からの観光客が、お土産として買って帰りたくなるようなモノという視点で選んだものを紹介するコラムとして始まったそうだ。カラー写真で紹介されているので、写真を見るだけでも楽しい。紹介されているのは…「江戸の、小玩具」「べつ甲細工」「鋳鉄の、ケトル」「金太郎飴」「匂い袋」「扇子」「ギヤマン」「竹細工」「箱根、寄木細工」「和ばさみ」「爪楊枝」「片口」「千代紙」「シュガーポット」「黄楊の櫛」「和紙の封筒と、便箋」「手塩皿」「津軽のコマ、ずぐり」「猫ちぐら」「風鈴」「金魚鉢」「おにぎり焼」「刺子の布」「根付」「井川めんぱ」「蒸し器」「藤の枕」「積木」「十二支の、御祝儀袋」「日本てぬぐい」「御箸」「茶筒」「印伝の袋もの」「蛇の目傘」「行平鍋」「筆筒」「アダンの葉の草履」「樹木鉛筆」「クスノキ枕」「二継式箸」「豆腐すくい」「竹のトング」「茣蓙」蛇の目傘の紹介のコラムの中で、「…外国の人は、まず色や形や細工に美を感じるだろう。けれども、雨を受けるときの音こそ、とっておきのお土産にしたいものである。視覚にうったえ、耳を楽しませ、おまけにいい香りもする。これほどまでに人間の五官にうったえる傘はそんなにはない。」と書かれている。雨を楽しむ気持ちが伝わってくる。残念ながら、日常生活で「蛇の目傘」をさして雨を楽しむ余裕は今の日本にはないかもしれないけれど…紹介されているモノの中で、私自身が先日購入したものがあります。鎌倉の鶴岡八幡宮で御守りとして購入した根付です。車のカギに着けました。赤、白(紅梅・白梅)ピンク(桜)の3色があり、白(白梅)を選んでみました。鈴になっています。もうひとつ、最近、つい衝動買いしてしまったモノが…(苦笑)マショリカ人形っていうんですよね中から次から次へと小さなお人形が出てくるロシアの民芸品。。。これはキーホルダーで、もともと小さいので、開けても何も出てきませんが、小さいモノを中に入れることはできます。手に持っているのは「おでん」です(笑)ちゃんとしたマショリカ人形も売っていて、それは「東京タワー」だったり「おむすび」だったり、「富士山」だったり、開けると次から次へと日本らしいモノが描かれていました。キーホルダーは最後の一個で「おでん」しか残っていませんでしたが、ローインパクトな「おでん」が気に入りました(笑)これって、日本のおみやげロシアのおみやげ日本だよね(笑)