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「ジョーのこころの縹渺(ひょうびょう)」

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2012年04月23日
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カテゴリ:イスラエルライフ

齢を重ねる.....





日米欧と新興国による二十カ国・地域(G20)が国際通貨基金(IMF)の資金増強で合意した。欧州危機の広がりに備えた安全網の拡充だ。しかし、危機を克服するには根本的な課題が残る。
 ワシントンで開かれたG20財務相・中央銀行総裁会議は、焦点だったIMF融資枠について四千三百億ドル(約三十五兆円)以上を増やすことで合意した。日本のほか、中国やブラジルなど新興国も加わり、IMFの融資能力はほぼ倍増される。
 これに先立って、“当”の欧州連合(EU)は、域内の支援枠を五千億ユーロ(約五十四兆円)から八千億ユーロに拡大することで合意している。IMFと欧州を合わせると百五十兆円超の「備え」が積み上がることになる。
 だとしても、欧州危機を封じ込めるに万全かといえば、答えはノーだ。小康状態を保ってきたイタリアやスペインの財政不安が再燃している。ユーロ圏の経済規模で三位と四位の大国である。両国で信用不安が起きた場合、ギリシャの比ではなく、資金の枯渇は避けられないとみられている。
やはり、域内で通貨・金融は統一したが財政は国ごとの主権を認めるというのに無理がある。競争力あるドイツの国債が買われ、そうでないギリシャは高い金利でないと売れない。結果、格差は広がるばかりだろう。財政の統合がすぐに難しいならば、格差を補完するユーロ共同債の実現を急ぐなど、欧州自身の改革が必要だ。
日本は、IMF資金強化で欧州以外の最大拠出国(六百億ドル)と胸を張った。しかし、存在感を示すならば、欧州や米国に努力を促し説得することではなかったか。(G20会議 危機克服には課題残る 中日新聞 社説より抜粋)





人は一人では生きておらず、国も一国では成り立っておらず。

このことを踏まえても、わからないことがある。


いくら世の中が助け合いで成り立っているとはいえ、それは一人ひとり、一国一国が自力で立っていて成り立つ助け合いではないのであろうか。



どんなに強い大木でも、枝にぶら下がらせることができる許容範囲というものが存在している限り、助ける方も助けられる方も、双方の自立する、したいという意識無しには、いずれは関係性が成り立たなくなるのではなかろうか。


限りある資金や資源の有効利用の可能性。


もっと真剣に討議されても然るべきではなかろうか、私個人はそう感ず。







ここからが日記です^^。




今日は以前書きました、ネット接続の不具合の工事日でした。



意外や意外、不具合の原因は愛犬ジンちゃんの噛み癖が原因だったのです。



インターネットケーブルを壁伝いに沿わせてあるのですが、そのケーブルを器用に噛んで傷をあちこちつけてしまっていたからなのだとか。



もしかすると、以前いた4匹の仔犬たちで私たちが家を空けている間にいたずらを繰り返して遊んでいたのかもしれません。




「そこに掃除などで水がかかり、引っ張られたりといろいろな付加などがかかり、最近悪化し始めたのではないのか」




そんな風に言われました。



初めは、犬がそういったいたずらをしたというケースがないらしく、「他に動物を飼っていますか」という質問の仕方でしたが...(笑)。



とにかくインターネットは治りました。




今日嬉しかったことは、娘や妻の体調を労ったコメントなどを多くいただけた事です。


初めての子供、息子を授かった時は、もちろん私も神経質にいろいろと乳児のことについて、ネット検索したり本などに目を通したりしたのですが、5人、6人などのお子さんを育てあげている親御さんや、一人っ子などを丁寧に丁寧に育てようとなさっている親御さん。



移民当初は、いろいろな家庭の方などを私が親になってしまったこともあり、どうしても目線がそちらに向きました。




そして、ず~っと捌き切れない程の膨大な情報の中で、私ならどうしていくのであろうか、そういったひとりの親としての視点に立ち返り、育児に関して周りをキョロキョロと見渡すのをやめたのが一、二年くらい前であったと思います。



こちらにいると、それこそ、いろんな家庭の方の生活を、覗き見るつもりなどなくても否応なしに目に入ってくるのです。




社会全体を見渡しますと、本当に子供が好きな方が多いこと多いこと。






子供の数が多いということは、それだけ、子供たちを通じて人々が繋がるということなのだと感じます。




子供間で問題を起こしても、問題を起こされても、よい行いをしても、よい行いをされても、子供同士が友達やクラスメートになっても、などといったいろんな必需性からも関わらざるを得ないのですよね。



そういった営みを繰り返すうちに、自然と繊細であったり、臆病な部分が方向修正されたり、生き抜く術などを学べるようになっているような気がするのです。



私なんぞは、言葉も持たぬまま、宗教知識も無いままに行き掛り上この国に滞在することになり、あれよあれよと今に至ることになりましたから、余計にいろんなもの、見なくても照準を合わせなくても良いものにまで、見るはめになったのだと思います。




生き抜く術という意味合いでは、イスラエルの方々の打たれ強さには負けを認めるわけではないですけれど、今の時点ではかないません^^。




それを認めてしまうことで楽になり、また、歩を進めていこうかなと感じられるようになったことは、とても、私にとっては良い出来事でありました。





娘の寝顔を見ておりますと、なんだかほっこり気分が心地よいのです。





私の幼少時、父に言われて私は泣いたことがあります。




「息子か娘かどちらがかわいいのかと言われれば、娘の方がかわいいなぁ」





その言葉も、惚れた腫れたのレベルではなくて、同じ男同士ではなく異性の子供ができることで、初めてわからないことをわからないと認めるためのきっかけになり、それによって理解しようという努力をし始めることができる。




その努力の原動力である、娘という存在。




そういった意味合いでは、息子と娘を較べるべきではないと頭では分かってはいても、「娘がより可愛い」と感じる気持ちを素直に、それも幼かった息子の目の前でバカ正直に吐露したのでしょう。



あの男は...。



しかしながら、当時、その言葉に猛反発を覚えた私も、その視点での意見におきましては、実は全くの同感なのです(爆笑)。







時が過ぎ、娘と息子を授かり初めて、父の言動の意味合いに歩み寄ることができる。




齢を重ねるとは、そういったことの繰り返しなのかもしれませんね。




今日もよろしくお願いいたします。








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最終更新日  2012年04月24日 05時56分07秒
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