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カテゴリ:コミック・漫画
今日も東京新聞夕刊さんの記事からいただきます♪
漫画家の曽根富美子さんのことが紹介されていました。 『「親なるもの 断崖」電子書籍でヒット』 『「人間派」目線で描く』という見出し。 曽根富美子さんのお名前を知らなかったのですが、雑誌連載が1988~89年の作品「親なるもの 断崖」は、1992年に日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。 物語の主人公は、貧農の親から北海道、室蘭の女郎屋に売られた少女たちの地獄の日々を描く。丹念な取材を重ね、史実に基づいて物語をすすめ、軍需景気で活気づいた鉄鋼の町ですさんでいく人々、戦火に覆われた町、登場人物はつぶやく。 「政府が経済政策上で行き詰まって、国民の不満が爆発する寸前に国民の関心を外敵へ向けさせる その企てーそれが戦争だ」。 過酷な現実を描きながらも、主人公には師範学校の恋人が 「無学でいること 自分が女郎でいることに疑問を持て!おまえが今の時代そのものだ」「これからの時代の本流は女性だ!」 と、希望を語ってくれるらしい。 再び注目されたのは、四半世紀たった昨年、ネットで電子書籍になり、突然ヒット。現在は配信中止中ですが、ダウンロード数は二百万を超えたそうです。(小学館から近く配信予定) 社会の底辺にいる人間に寄り添う作品を書く富美子さんは、社会派漫画家、といわれるがご本人は「人間派」というつもりだそうです。 誠実にコツコツと作品を描きつづけているみたい。ご奮闘を期待してしまうし、そういう彼女の作品を支持する読者の存在に、希望を見るのです!♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.10.15 19:13:58
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