オーバの研修生ブログ開始しました!
以下は、研修生によるレポートです。
○玉川大学「き」さんの研修1日目報告
2008年8月2日(土)
実習内容・・・
シネマジャック&ベティにてまちのたまご劇場「アート・アニメをみる会+アニメやおんがくをつくる会」映画上映、上映後音と絵のワークショップ運営補助
「まちのたまご劇場」は、まちの映画館「シネマジャック&ベティ」で開催している、しょうがいのあるこどもやそのきょうだい、外国つながり、貧困など特別支援の必要なこどもたちのためのイベント。
参加費用は無料で、当日は多くのこどもとその親が来場した。映画を鑑賞した後は段ボールに絵を描いたり、さまざまな種類のおもちゃを使用して音をかなでながらのワークショップをおこなった。
最初はそわそわしていたこどもたちも、映画が始まるととたんに静かになり、熱心に映像をながめていた。
上映後のワークショップも、みんな思い思いの絵を描いたり、音を奏でたりと、とても楽しそうで和やかな雰囲気だった。
反省としては、こどもたちとうまく接することができなかった点である。自分が教えるという立場ではなく、一緒に遊ぶ、サポートする、ということをしなくてはこどもたちの独創性や世界観を壊してしまうことになりかねない。こどもの話に耳を傾け、相づちを打ちながら作ってみたり、積極的にこどもに接していかなくてはならないということを学んだ。今後の研修ではより工夫し、制作のサポートをしていきたい。
▼まちのたまご劇場
会場:シネマジャック&ベティ
主催:ART LAB OVA
共催:シネマジャック&ベティ
協力:NPO法人ソーシャル・イノベーション・ジャパン/横浜自閉症児者・親の会/NPO法人アニミミ/NPO法人 在日外国人教育生活相談センター・信愛塾/アット・アームズ
助成:USB証券
シネマジャック&ベティ:http://www.jackandbetty.net/
まちのたまご劇場:http://plaza.rakuten.co.jp/artlabovagoods/diary/200804140000/
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○オーバより「き」さんへ
>今後の研修ではより工夫し、制作のサポートをしていきたい。
オーバは、まず、「こどもたちの描くもの、つくるものがおもしろくて、もっと見てみたいなあ」と思ったのね。
だけど、既存のアーティストの作品ではないものって、見たいと思ったときに、美術館やギャラリーで見れるわけではないので、それなら、制作の場を共有することによって、いろんな人の絵を見てみようと思って、「アトリエ」などの場をつくったわけ。
そのおまけとして、制作のサポートもしているので、必然的に、「教えるアトリエ」でなく、「場を共有するアトリエ」になっていったんだけど、「き」さんは、どうして、「より工夫し、制作のサポートをしていきたい。」って思ったのかな?
「き」さん自身があの場で楽しめたことはありますか?
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○「き」さんよりオーバへ
→教えるのが目的ではなく、自由に制作することがOVAのやりかた、ということを聞いたときに、なるほど、と思ったからです。
私は今まで絵を描いてきて、うまくなりたい、だから人に教わりたい、という視点からしかアートを捉えていませんでした。しかし、それは絵がうまくなりたいと思う人間の考えであって、絵を楽しむという目的で描いている人にとっては教わる必要なんてないのだ、ということを理解することができました。
私の絵を描くことについての楽しみ方はこうだけれど、誰かにとっての絵の楽しみ方はこうなのか、という発見が面白いと感じました。
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