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カテゴリ:音声に親しむ
3月も、もう1週間が過ぎました。
昨日は、いつものとおり、真冬と同じ布団 で寝ていると、夜中に汗をかいて起きて しまいました。暖かくなっているようです。 汗をかいた布団を干していると、ネコが 気持ち良さそうに、庭の岩の上で、ひなた ぼっこをしていました。 梅の花の香りが、あまく漂い、季節が変わり つつあることを、実感しました。 今週は、日本語と、インドネシア語と、 ロシア語、そして、ラテン語を同時に聞いて 見る実験をしようと思います。 何の先入観もなく、まずは、聞いて見て下さい。 今回もいつもと同じように、いきなり4つも 混ぜると、聞き辛いことが予想されますので、 順番としては、 日本語→(日本語+インドネシア語) →(日本語+インドネシア語+ロシア語) →(日本語+インドネシア語+ロシア語+ラテン語) の順番で連続して録音してみました。 さらに、連続して、1つづつ、言葉の数を減らして 録音してみました。つまり、 (日本語+インドネシア語+ロシア語+ラテン語) →(インドネシア語+ロシア語+ラテン語) →(ロシア語+ラテン語) → ラテン語 の順番です。 興味がある方は、下のURLアドレスにアクセスし、 リンク先へジャンプ 【メールアドレス】asianlang1@hotmail.co.jp 【パスワード】3571207548 を入力してから、kasajizou-indo-russia-latin.mp3 という名前のファイルをクリックして、 ご自身のパソコンで保存する等して聞いてみてください。 (ファイルを入手後はログアウトして下さい!) ※他の方がログイン中で、上のメールアドレスでは駄目な場合は、 【アクセスID】asianlang2@hotmail.co.jp 【パスワード】0465967136 も用意しました。再度、お試しください。 さて、どのような感じがされましたか。 いつもは、4つの言葉が同時に流れると、もう、 完全にお手上げで、聞き取れず、騒がしいだけ のことが多かったかと思いますが、今回は、どう 感じられましたか。 騒々しいだけではなく、何となく、それなりに 調和して一体感があるように感じられた方は おられますでしょうか。 ちょっと、ロシア語が、飛び出て聞こえたかと 思いますが、特に、ラテン語の低音の響きなど、 日本語の昔話に見られる、抑揚を抑えた、 おじいさん、おばあさんの声に共通するものを 感じられませんでしたでしょうか。 インドネシア語は、ポルトガル、オランダの 植民地であったため、アルファベットを使って 表記しますが、イスラム教の影響を強く受け、 アラビア語の発音も混じっています。さらに、 日本語の、やれやれ、まあまあ、等のように、 同じ言葉を2度繰り返す発音が多くあり、 中国などの、文化圏の雰囲気も持ち合わせて います。 ロシア語は、英語のアルファベットと似た キリル文字を使っています。キリル文字も、 アルファベットと同じく、その起源をたどれば フェニキア人が用いていた、フェニキア文字 です。発音は、~ヤ、~カなどと、最後の母音 が「あ」で終わるフレーズが多く、韓国語の、 ~カ(例えば、イムニッカ?=~ですか?) 等と同じく、中国文化を飛び越えて、朝鮮、 韓国、日本と同じような響きにも聞こえます。 ラテン語は、古代ローマで話されていた言葉で 我々の馴染みのある、ローマ字を使います。 発音は子音中心に見えますが、実際に聞いて みると分かるように、母音も、はっきりと発音 するようです。海の近くの村、漁師さんが話す 言葉のような、全体的に低く、重い調子がしま せんでしょうか。古い歴史を持つ言葉です。 今回の実験に使った4つの言葉は、全体的に、 厚みのある、やや重い感じのする言葉が多く、 子音中心の英語のように、軽く、チャラチャラ するような音とは、違うようです。 それが理由で、何となく、4つの言葉が混じって もそれなりに、聞こえるのではないでしょうか。 表記もルーツも違う言葉でも、発音される時の 調子(ピッチ)、そして、使われる母音の重み から、何となく、それなりにまとまってくるの は面白い現象だと思います。 これで、今までに、 日本語+韓国語+中国語+タイ語+ヒンディー語 (2007年3月3日) 日本語+アラビア語+ヘブライ語+ペルシア語 (2008年3月1日) そして、今日(2008年3月8日)の、 日本語+インドネシア語+ロシア語+ラテン語 と同時に聞いてみました。 アジアの言葉は、お互いが、何らかの共通点を ゆるやかに共有しながら、不思議なまとまりを 感じさせてくれます。 耳で聞いた感覚中心のとらえ方ですが、アジアの 言葉の息づかいが感じて頂ければ幸いです。 来週も、もう少し、続けてみます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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