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アジアの言葉を丸かじり

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2008年03月08日
XML
カテゴリ:音声に親しむ
3月も、もう1週間が過ぎました。

昨日は、いつものとおり、真冬と同じ布団
で寝ていると、夜中に汗をかいて起きて
しまいました。暖かくなっているようです。

汗をかいた布団を干していると、ネコが
気持ち良さそうに、庭の岩の上で、ひなた
ぼっこをしていました。

梅の花の香りが、あまく漂い、季節が変わり
つつあることを、実感しました。

今週は、日本語と、インドネシア語と、
ロシア語、そして、ラテン語を同時に聞いて
見る実験をしようと思います。

何の先入観もなく、まずは、聞いて見て下さい。

今回もいつもと同じように、いきなり4つも
混ぜると、聞き辛いことが予想されますので、
順番としては、

日本語→(日本語+インドネシア語)
→(日本語+インドネシア語+ロシア語)
→(日本語+インドネシア語+ロシア語+ラテン語)

の順番で連続して録音してみました。

さらに、連続して、1つづつ、言葉の数を減らして
録音してみました。つまり、
(日本語+インドネシア語+ロシア語+ラテン語)
→(インドネシア語+ロシア語+ラテン語)
→(ロシア語+ラテン語)
→ ラテン語
の順番です。

興味がある方は、下のURLアドレスにアクセスし、
リンク先へジャンプ
【メールアドレス】asianlang1@hotmail.co.jp
【パスワード】3571207548
を入力してから、kasajizou-indo-russia-latin.mp3
という名前のファイルをクリックして、
ご自身のパソコンで保存する等して聞いてみてください。
(ファイルを入手後はログアウトして下さい!)
※他の方がログイン中で、上のメールアドレスでは駄目な場合は、
【アクセスID】asianlang2@hotmail.co.jp
【パスワード】0465967136
も用意しました。再度、お試しください。

さて、どのような感じがされましたか。

いつもは、4つの言葉が同時に流れると、もう、
完全にお手上げで、聞き取れず、騒がしいだけ
のことが多かったかと思いますが、今回は、どう
感じられましたか。

騒々しいだけではなく、何となく、それなりに
調和して一体感があるように感じられた方は
おられますでしょうか。

ちょっと、ロシア語が、飛び出て聞こえたかと
思いますが、特に、ラテン語の低音の響きなど、
日本語の昔話に見られる、抑揚を抑えた、
おじいさん、おばあさんの声に共通するものを
感じられませんでしたでしょうか。

インドネシア語は、ポルトガル、オランダの
植民地であったため、アルファベットを使って
表記しますが、イスラム教の影響を強く受け、
アラビア語の発音も混じっています。さらに、
日本語の、やれやれ、まあまあ、等のように、
同じ言葉を2度繰り返す発音が多くあり、
中国などの、文化圏の雰囲気も持ち合わせて
います。

ロシア語は、英語のアルファベットと似た
キリル文字を使っています。キリル文字も、
アルファベットと同じく、その起源をたどれば
フェニキア人が用いていた、フェニキア文字
です。発音は、~ヤ、~カなどと、最後の母音
が「あ」で終わるフレーズが多く、韓国語の、
~カ(例えば、イムニッカ?=~ですか?)
等と同じく、中国文化を飛び越えて、朝鮮、
韓国、日本と同じような響きにも聞こえます。

ラテン語は、古代ローマで話されていた言葉で
我々の馴染みのある、ローマ字を使います。
発音は子音中心に見えますが、実際に聞いて
みると分かるように、母音も、はっきりと発音
するようです。海の近くの村、漁師さんが話す
言葉のような、全体的に低く、重い調子がしま
せんでしょうか。古い歴史を持つ言葉です。

今回の実験に使った4つの言葉は、全体的に、
厚みのある、やや重い感じのする言葉が多く、
子音中心の英語のように、軽く、チャラチャラ
するような音とは、違うようです。
それが理由で、何となく、4つの言葉が混じって
もそれなりに、聞こえるのではないでしょうか。


表記もルーツも違う言葉でも、発音される時の
調子(ピッチ)、そして、使われる母音の重み
から、何となく、それなりにまとまってくるの
は面白い現象だと思います。

これで、今までに、

日本語+韓国語+中国語+タイ語+ヒンディー語
(2007年3月3日)

日本語+アラビア語+ヘブライ語+ペルシア語
(2008年3月1日)

そして、今日(2008年3月8日)の、

日本語+インドネシア語+ロシア語+ラテン語

と同時に聞いてみました。

アジアの言葉は、お互いが、何らかの共通点を
ゆるやかに共有しながら、不思議なまとまりを
感じさせてくれます。

耳で聞いた感覚中心のとらえ方ですが、アジアの
言葉の息づかいが感じて頂ければ幸いです。

来週も、もう少し、続けてみます。






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最終更新日  2008年03月08日 11時13分36秒
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